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Schmidt Futuresが日米豪印と提携し、クアッド・フェローシップの申請受付開始を発表

Schmidt Futures
2022-03-17 20:20 1571

【ニューヨーク2022317PR Newswire=共同通信JBN

*クアッド(日本、米国、オーストラリア、インド)諸国のSTEM(科学、技術、工学、数学)分野の優れた奨学生100人の修士号および博士号取得に資金提供する初の奨学金の申請が17日開始

*奨学生は、授業料の支援、学習ワークショップ、STEM分野のリーダーによるメンターシップ、異文化交流体験など、比類のないメリットが利用可能

Schmidt Futures17日、クアッド・フェローシップ(Quad Fellowship)の申請受付開始を発表した。このプログラムはSTEM分野の修士および博士課程の学生を支援する、この種のものとしては初の奨学金で、次世代の科学者や技術者の間でグローバルな関係を築きながら科学技術イノベーションを促進するように設計されている。

クアッド・フェローシップは、オーストラリア、インド、日本、および米国の政府の共同イニシアチブである。これは、日米豪印戦略対話(Quadrilateral Security Dialogue)の旗艦的な教育交流プログラムである。Schmidt Futuresによって運営管理される奨学金は、20238月から米国で学ぶ、科学、技術、工学、数学(STEM)分野の優秀な米国人、日本人、オーストラリア人、インド人の大学院生100人を支援する。

ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は「今後10年間に、過去50年間よりも多くの技術的変化を目にするだろう。われわれは、未来を築く次世代の科学者や技術者をわれわれのクアッド諸国から輩出することを望んでいる。われわれは共に、クアッド諸国のSTEM学生を支援し、諸国の人々の間の協働を強化するために新たな奨学金プログラムを開始する。それはクアッド・フェローシップと呼ばれる」と語った。

この奨学金は、自国内およびクアッド諸国間で、民間、公的および学術部門のイノベーションと協働を推進することに注力する科学技術専門家のネットワークを醸成する。18カ月以上に及ぶプログラムを通じて、クアッド奨学生(Quad Fellow)は学術的支援を受け、クアッド諸国の主要な科学者、技術者、政治家などから学ぶ機会を得る。同様に重要なことだが、このプログラムは、強力なコミュニティーのプログラム構成と文化的没入体験を通じて、クアッド奨学生の間に互いの社会と文化の基本的な理解を構築する。

Schmidt FuturesEric Braverman最高経営責任者は「クアッド・フェローシップを主導し管理するという依頼に応じることは光栄だ。Eric SchmidtWendy Schmidtの両氏によって設立され、世界をより良くする優れた人々に早い段階で賭ける慈善活動であるSchmidt Futuresは、このような学際的なSTEMプログラムを通じて才能を特定し、結び付けることは、世界を変えるイノベーションを推進し、われわれの最大の課題を解決するために不可欠であると確信している」と述べた。

オーストラリアのスコット・モリソン(Scott Morrison)首相は「未来の中心にあるのは、科学技術、工学、数学である。それらは常に最前線で前進を押し進め、人間のニーズに応えてきたからだ。これは、新しいつながりを生み出し、われわれの地域や世界で直面している最も差し迫った課題の幾つかに対する解決策を特定するのに役立つ奨学金である」と語った。

インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相は「現在の世界で最も重要な原動力は、テクノロジーの原動力であり、それはサービスと人類の使用のためのテクノロジーである。われわれクアッドは世界の利益のための力の役割を果たし、クアッドの下でのわれわれの協力は、インド太平洋と世界の繁栄と平和を確かなものにするだろう」と述べた。

岸田文雄首相は「参加者が4カ国をつなぐ『架け橋』となり、成長の原動力になり、インド太平洋地域と世界各地で発生する問題の解決に寄与することを大いに期待している」と述べた。

すべてのクアッド奨学生は、選出されると以下の特典の利用ならびにプログラムへの参加が可能:

*資金:クアッド奨学生は、米国のSTEM修士および博士課程での研究に対して、1回限りの個人的な賞として5万ドルを受け取る。奨学生は、条件付きで、学術研究の完了を支援するために最大25000ドルの追加のニーズベースの資金を個別に申請できる。

*プログラム構成:クアッド奨学生は、STEMと社会の交差点、倫理とイノベーション、新興技術など、さまざまなテーマに関する定期的なバーチャルおよび対面のワークショップに参加する。奨学生は小グループの研究と支援ネットワークからも恩恵を享受する。

*メンターシップ:クアッド奨学生は、クアッド諸国のトップの科学者、技術者、および国内のリーダーとつながり、ネットワーキングとメンターシップの比類のない機会が提供される。

*異文化交流:クアッド奨学生は、主要な国際的な体験を通じて、STEMイノベーターの国際ネットワーク内で生涯にわたるつながりを構築する。体験には、オーストラリア、日本またはインドでの1週間の滞在、ワシントンDCでの週末のサミット、その他の国内での没入型プログラムなどが含まれる。

クアッド・フェローシップのTony Woodsエグゼクティブディレクターは「Schmidt FuturesSTEMの新たな才能を支援できることは大変喜ばしい。未来志向のグローバルなイニシアチブであるこのフェローシップは、スキルを利用して社会にプラスの影響を与えたいと考えている、非常に才能のある次世代の科学者、技術者、エンジニア、数学者を集める」と述べた。

学界、政府、実業界、市民社会のリーダーで構成されるInternational Advisory Board(国際諮問委員会)がクアッド・フェローシップの選考、プログラム構成、および没入体験に関するガイダンスを提供する。委員会のメンバーは以下の通りで、同委員会の追加メンバーは数週間から数カ月後に発表される。前駐日オーストラリア大使のリチャード・コート(Richard Court)アンバサダー、前駐米インド大使のNavtej Sarnaアンバサダー、国際交流基金理事長の梅本和義アンバサダー、元米国防長官のアッシュ・カーター(Ash Carter)セクレタリー、ニューサウスウェールズ大学Centre of Excellence for Quantum Computation and Communication Technology(量子コンピューティング・通信技術センター、CQC2T)ディレクターのミシェル・シモンズ(Michelle Simmons)教授、インド政府首席科学顧問のK・ビジェイ・ラガバン(K. Vijay Raghavan)教授、日本の外務大臣科学技術顧問の松本洋一郎教授、米国科学振興協会(American Association for the Advancement of ScienceAAAS)のSEA Changeのシニアアドバイザー兼ディレクターであるShirley Malcom博士、ノースイースタン大学インクルーシブ・コンピューティングの学部長であるCarla Brodley教授、アクセンチュアのPaul Daugherty技術担当グループ・チーフ・エグゼクティブ兼最高技術責任者(CTO)、Blackstone Charitable FoundationのエグゼクティブディレクターでSchwarzman ScholarsおよびStephen A. Schwarzman Foundationの最高経営責任者(CEO)であるAmy Stursberg氏、 ボーイングのNaveed Hussain最高技術責任者(CTO)、Googleのグローバル政策および政府関連責任者のKaran Bhatiaアンバサダー、マスターカードのMichael Fraccaro最高人材活用責任者(Chief People Officer)、ウエスタンデジタルのChristine Bastian上級副社長兼最高人材活用責任者、Schmidt FuturesCassie Crockett人材エンジン担当副社長。

クアッド・フェローシップは、イノベーションと技術の進歩を推進した実績を持つ、業界をリードする企業スポンサーのグループによっても支援されている。創設スポンサーには、アクセンチュア、ブラックストーン、ボーイング、Google、マスターカード、ウエスタンデジタルが含まれる。

申請を呼び掛けるクアッド諸国首脳のビデオメッセージは以下:

*ジョー・バイデン大統領(President Joe Biden

*岸田文雄首相(Prime Minister Fumio Kishida

*スコット・モリソン首相(Prime Minister Scott Morrison

申請の受付は202261日まで。クアッド・フェローシップの詳細については、https://www.quadfellowship.org/ を参照。

Schmidt Futuresについて

Schmidt FuturesSchmidt Futures )は、世界をより良くする例外的な人々に早い段階で賭ける。Eric SchmidtWendy Schmidtの両氏によって設立されたSchmidt Futuresは、リスク移転を通じて民間の慈善活動から公共の価値を生み出す慈善活動である。ネットワーク内の優秀な人々が、分野を超えてつながり、アイデアを競い、アイデアに挑戦し、さまざまなタイプの資本をもたらし、AIなどのツールを介して科学技術を慎重に適用することで、科学と社会の困難な問題を解決できることを示している。

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Janine Brady
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ソース: Schmidt Futures