【宜昌(中国)2022年3月14日PR Newswire=共同通信JBN】世界的な酵母と酵母エキスの上場メーカーAngel Yeast Co., Ltd(http://en.angelyeast.com/ )(「Angel Yeast」または「同社」、600298.SH)は、中国工業情報省がこのほどAngel Yeastを国家「グリーン工場」の1つとして選定したことを受け、カーボンニュートラル目標に向けた同社のグリーンな取り組みを評価する新たな節目に達した。今回の認定は、事業運営におけるカーボンフットプリントを削減するという同社のたゆまない取り組みへの証しであり、エネルギー節約と環境保護への大規模で長年にわたるコミットメントを証明している。
Angel Yeastの Xiao Minghuaゼネラルマネジャーは「健康と栄養価の高い酵母ベースの製品を世界の顧客に提供することに専念している大手のグローバル酵母イノベーターとして、Angel Yeastはエネルギー消費と炭素排出を減らすという当社の誓約を絶え間なく前進させることにより、持続可能な開発を推進する世界規模の責任を共有している。中国工業情報省による認定は、中国と世界がネットゼロ目標に向けて加速するのを支援するAngel Yeastの取り組みにとって新たな大きな1歩を記すものである」と語った。
グリーン工場へと転換するためにAngel Yeastは、投資を拡大して省エネルギー機器や排熱・圧力回収の導入など、多くの炭素削減へのソリューションを製造工場に装備し、エネルギー消費を削減し、新たなグリーンエネルギー生産ニーズを支援した。同社は化石燃料への依存を減らしつつ、太陽光発電の利用を拡大してきた。性能が一新された蒸気低減技術により、Angel Yeastの工場は生産段階で生成される排熱の回収が可能となり、エネルギー効率を向上させ、蒸気消費を削減した。その一方でAngel Yeastは、工場に最新の水リサイクル技術を導入することによりエネルギーのカスケード活用も実現可能となった。
Angel Yeastは2021年、スイ県と浜州にある2つの生産拠点に磁気浮上ファンを設置するプロジェクトを開始した。現在、Angel Yeastのすべての工場は磁気浮上ファンが装備されている。同年、Angel Yeastは崇左の酵母生産ラインに磁気サスペンション冷却装置を設置し、同社のエジプトを拠点とする企業のボイラー自動化の機能を更新した。同じ年にAngel Yeastはまた、すべての地域における工場で28に及ぶ技術面での総点検を実施した。その結果、二酸化炭素(CO2)排出量が1万9700トン削減されたほか、酵母1トン当たりの電力消費量が1.4%、蒸気が2.5%、水消費量が3.1%それぞれ削減された。
Angel Yeastは大規模な再生可能エネルギーの生成拡大を開始しており、化石燃料をクリーンなエネルギー源に置き換えた。同社の水処理施設は、有機排水を処理する嫌気性発酵技術を活用してバイオガスを生産している。これは蒸気を生産するバイオガスボイラーに用いられ、石炭生成および外部委託の蒸気にとって代わっている。Angel Yeastはまた、ボイラーでのバイオマス燃料の利用も促進し、化石燃料の使用を一段と削減している。こうした方策は、同社が2021年に前年比21.7%増の1689万立方メートルのバイオガスをリサイクルするのを支援し、2万7000トンのCO2、8万8000トンの石炭生成および外部委託の蒸気を削減した。
Angel Yeastは酵母排水再利用技術により、酵母発酵排水中の有機物をリサイクルして農作物用肥料を生産しており、循環型サプライチェーン構築への道を切り開いている。2021年、同社はこの方法により27万7000トンの酵母有機肥料を生産した。
▽Angel Yeastについて
1986年創業のAngel Yeast Co., Ltdは、酵母および酵母派生物の生産を専門としている。製品群には、パン酵母と成分、中国の点心と調味料、香辛酵母エキス、人間の健康、動物栄養、植物栄養、蒸留酒とバイオ燃料、微生物の栄養、酵素が含まれる。