【ヒューストン2022年3月8日PR Newswire=共同通信JBN】8 Rivers Capital, LLCは、韓国のSK Group(SKグループ)からの1億ドルの投資と、韓国および主要アジア市場で脱炭素化に取り組む合弁会社8 Rivers-SKの設立を発表した。この投資により、産業脱炭素化で国際に優れたネットゼロ・ソリューション企業としての8 Riversが確立されることになり、今日でもすぐ展開できる革新的ソリューションを提供し、2050年に向けたグローバルな脱炭素化の促進に貢献する。これは二酸化炭素回収ソリューション提供企業への単一民間投資としては過去最大級で、IHS MarkitによってS&P GlobalのCERA Week(CERA Week )で発表された。
SKの投資によって8 Riversは、世界クラスのイノベーションと執行チームを増強し、世界の顧客と政府が求めている8 Riversのクリーンな技術の展開の速度と規模を拡大することが可能になる。韓国の大手産業・ハイテクコングロマリットであるSKの技術とエンジニアリング能力は8 Riversの機能強化に貢献する一方、SKは国内外事業でのクリーンプロジェクト導入のために8 Riversとの提携を活用する。
8 Rivers-SKのアジア合弁事業は8 Riversの技術力とSKの地域基盤を組み合わせ、アジア太平洋の主要電力センターでクリーンな水素・ゼロエミッション電力プロジェクトを展開する。アジアは現在、世界のその他の地域を合わせたよりも多くの二酸化炭素を排出しており、クリーン電力プロジェクトは世界経済とネットゼロ目標の根幹になっている。
8 RiversのCam Hosie最高経営責任者(CEO)は「グローバル経済の脱炭素化は、数十億ドル規模のビジネスチャンスであり、もっと重要なのは、環境と社会がそれを必要としていることだ。8 Riversのクリーンなネットゼロ技術のギガトン規模の展開を加速し、国際的に経済と社会の発展促進を助ける上で、SK Groupほど優れたパートナーは思い付かない」と語った。
8 Riversは8RH2クリーン水素技術やこれまでの考えをくつがえすAllam-Fetvedt Cycle 発電システムの発明に加えて、水素と電力、空気直接回収、バイオマス二酸化炭素除去に及ぶ革新的な脱炭素化技術の開発で世界をリードしている。8 Riversは英国で注目される二酸化炭素排出ゼロプロジェクトの開発(United Kingdom )と米国での同開発( United States )のほか、世界的プロジェクトが目白押しである。
SK Inc.Materialsの社長、Young Wook Lee氏は「SKの国内外エネルギーインフラ、事業力と、8 Riversのクリーン技術およびプロジェクトの世界的案件を合体し、国際エネルギー市場全体へ8 Rivers技術の普及展開を加速することに、SKは期待している。8 Riversとのアジア合弁事業の立ち上げは、この地域でエネルギー移行のリーダーとしてのSKの地位を強固なものにする重要な取り組みである」と述べた。
Lee氏はさらに「SKは『二酸化炭素排出ゼロ』を達成するためにエコフレンドリー事業へ積極的に投資し、2030年までの二酸化炭素の2億トン削減を見込んでいる。このほどの8 Riversとの提携は、SKがネットゼロを達成するリーダーになり、8 Riversおよび同社の革新的な二酸化炭素回収技術によって世界の二酸化炭素削減事業を主導するというSKの目標にも一致している」と付け加えた。
韓国第2のコングロマリットであるSK Groupは、最大事業が主にエネルギー産業関連で、韓国とアジアの市場に持続可能でクリーンなエネルギー・バリューチェーンの確立に務めている。従ってSKグループは、8 Riversのクリーン技術ポートフォリオにとって非常に魅力的な戦略的資本投資家であり、パートナーである。
2050年までにネットゼロを達成するには、再生可能エネルギーやグリーン水素を生産することは必須であり、グローバルな脱炭素化を実現するには、投資効率、設置スペース、供給安定性を考慮した幅広い技術による包括的な「上記すべて」のアプローチの一部を形成する必要がある。
SKとのパートナーシップの重要性を振り返りながら、8 Rivers Capitalの共同創立者兼会長であるBill Brown氏は次のように述べた。
「パートナーシップは貴重だ。パートナーシップは、最もシンプルなレベルでは実行の親和性であり、より重要なのはビジョンの親和性である。この15年で8 Riversにアプローチしてきた潜在的投資家の中で、SKはESGシステム全体という当社のビジョンを完全に共有した最初の投資家だった。ネットゼロを実現するには、マッキンゼー(McKinsey )の見積もりによると、世界は1日当たり250億ドルを30日間にわたって支出する必要がある。そのような規模に対応できる企業は今のところ1つもない。 SKと8 Riversは、現在のどの企業にも属さない新しいビジネスモデルが必要であることを知っているし理解もしている。 そのモデルはAmazonのように、サイロをこえて融合したものになるだろう。 二酸化炭素回収を含む脱炭素技術を拡大することが急務な今、8 RiversもSKもたった1つの技術にではなく、エネルギーシステムおよび顧客に焦点を合わせている。この組み合わせにより、両社は世界のクリーンテクノロジーの未来をリードする、世界最高峰のネットゼロ企業を創出することができる」
▽8 RIVERS CAPITAL LLCについて
8 Rivers Capital, LLCは2008年に創立され、米ノースカロライナ州ダーラムに本社を置いている。同社は産業の脱炭素化に向けた第1級のネットゼロ・ソリューション企業として、世界的なエネルギー移行のための持続可能でインフラ規模の技術の開発と商業化を先導している。8 Riversは、クリーン水素・アンモニア(8RH2)、革新的なゼロエミッション電力サイクル(Allam-Fetvedt Cycle)、空気直接回収(Calcite)、レトロフィット炭素回収(Carbon8)、サワーガス・スイートニング(TarT)、クリーンエチレン(Codox)やその他の先進クリーンエネルギーシステムに関する技術の開発と展開に取り組んでいる。
▽SK GROUPについて
SK Groupは韓国のソウルに本社を置き、共通のSKブランドと企業文化を共有する持株会社構造の下で一体となった、多様な多国籍メーカーとサービス企業で構成されている。SK Groupの各企業は、半導体、電気通信、エネルギー、生命科学におけるグローバルリーダーである。SKは、世界の温室効果ガスの排出削減ならびに再生可能エネルギーの使用促進に貢献する、環境的に持続可能な事業の構築に全社を挙げて取り組んでいる。SK GroupはValue Balancing Allianceの創設メンバーである。SK各社の年間収益は合計1060億ドルで、全世界に10万人を超える従業員を擁している。
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