omniture

ファーウェイがMWCバルセロナで顧客やパートナーとともに低炭素でスマートな未来を照らし出す

Huawei
2022-03-04 14:41 1287

【バルセロナ(スペイン)2022年3月4日PR Newswire=共同通信JBN】「Lighting Up a Low-Carbon Smart Future(低炭素でスマートな未来を照らし出す)」をテーマにしたGlobal Digital Power Forum 2022(2022年グローバル・デジタルパワー・フォーラム)が年次Mobile World Congress (MWC)会期中の3月1日、スペインのバルセロナで開催された。世界の約200の業界顧客や組織がフォーラムに参加した。業界リーダーらは、いかにしてグリーンで低炭素のネットワークやデータセンターを革新し、クリーンエネルギーの開発を促進するかについて知見を共有した。ファーウェイ(Huawei、華為技術)は、通信事業者を低炭素の道に導く式典である「Lighting up a Green Future for the Industry(業界のグリーンな未来を照らし出そう)」に顧客とパートナーを招待した。

Huawei Digital Power(ファーウェイ・デジタルパワー)のFang Liangzhou副社長は基調講演で「カーボンニュートラルはグローバルコンセンサスになった。ファーウェイは気候変動への取り組みを積極的に支援・参加し、顧客がカーボンニュートラルになるのを手助けする。われわれはクリーンな発電、エネルギーのデジタル化、運送の電化、グリーンなICTエネルギーインフラストラクチャー、統合スマートエネルギーを途切れなく革新する。エネルギーのフローと情報のフローを集中させることにより、Huawei Digital Powerはより良き生活、よりスマートなビジネス、より包摂的な社会、よりグリーンな世界をつくり出すことにコミットする」と語った。

基調講演を行うHuawei Digital PowerのFang Liangzhou副社長
基調講演を行うHuawei Digital PowerのFang Liangzhou副社長

通信事業者がグリーンな発展の道を歩み続けるのを支援するために、ファーウェイは「More Bits, Less Watts(より多くのビット、より少ないワット)」戦略を提案した。グリーンな現場、グリーンなネットワーク、グリーンな運用を統合するこの総合的ソリューションを通じ、通信事業者はビット当たりより少ないエネルギー消費でネットワーク容量の拡大を享受することができる。

Huawei Digital Power の欧州西部担当のMichel FRAISSE副社長兼最高技術責任者(CTO)は、ファーウェイのグリーンエネルギー・ターゲットネットワークは、通信事業者によるグリーンで低炭素のネットワーク構築を支援するのを目指していると述べた。

  • 現場:現場が機器室からキャビネットまで、またはキャビネットからポールまで進化された後には、エネルギー効率を60%から97%に改善することができる。
  • 機器室:容量拡大および改造の後には、機器室のエネルギー効率を55%から75%に改善することができる。さらに精密空調やインテリジェント電圧ブーストといった革新的な技術によって、機器室の追加、ケーブルの取り換え、空調機の追加を行う必要がなくなる。
  • 新規建設:機器室の代わりにキャビネットが新しい現場に用いられ、エネルギー効率が60%から90%に改善される。
  • データセンター:アーキテクチャー、パワーサプライ、冷却、O&M(運用および保守)を再構築することによりファーウェイは、簡素化され、グリーンで、インテリジェントな、かつ安全な次世代のデータセンターの構築を、エネルギー消費を抑え、短縮された建設期間で成し遂げる。
  • 発電:ファーウェイは、通信事業者が既存の現場、機器室、構内にPV(太陽光発電)パネルを配置して、通信事業者をエネルギーの消費者からグリーンエネルギーの生産者へと転換するのを支援する。

ゲストスピーカーはサミットで素晴らしい知見を共有した。Global Enabling Sustainability Initiative (GeSI)のLuis Neves最高経営責任者(CEO)は、いかにしてデジタル技術が、従来型のエネルギー産業がエネルギー効率を向上させるのを支援できるか、いかにしてICTカーボンハンドプリントが業界のカーボンフットプリントを削減することができるのかを共有した。

Vodafoneのエネルギー運用責任者のBernd Leven氏は、世界各地の現場での再生可能エネルギーの利用、ネットワーク廃棄物のリサイクル、サプライチェーンにおける炭素排出量の削減、さらに2040ネットゼロ炭素排出戦略について、同社の実践状況を共有した。

Globe TelecomのMaria Yolanda C. Crisanto最高持続可能性責任者は、簡素化された現場配置、既存現場の室内から屋外に及ぶ改造、PV配置、発電セットの撤去を含む同社の2030低炭素ターゲットネットワーク・プランを共有した。

FicoloのSeppo Ihalainen CEOとXDATAのSantiago Hernández Onís CEOは、100%グリーンパワーとより低いPUE(電力使用効率)を備えたデータセンターの運用と、データセンターを通じて業界のカーボンフットプリント削減を可能にすることについて、見解を述べた。

ソース: Huawei