【バンコク2022年2月24日PR Newswire=共同通信JBN】
再生可能エネルギーベースの発電能力2800MWを新たに獲得するために
*タイ国外で3つの再生可能エネルギーベースの新事業への投資を目指す
*地球温暖化防止に向けた二酸化炭素排出量削減の取り組みを支援
*わずか5年で、発電能力のほぼ全てが再生可能エネルギーベースになると想定
「破壊的かつグローバルな再生可能エネルギーベース電力への移行により、新たに大きなチャンスが生まれつつある。地域最大級の再生可能エネルギーベースの発電事業者である当社は、こうした新たな機会を十分に活用できると同時に、地球温暖化防止に向けた脱炭素化の推進にも大きく貢献できる立場にある」(CK Power PLCのThanawat Trivisvavetマネジングディレクター)
地域最大級の再生可能エネルギーベースの発電事業者CK Power Public Company Limited(CKP)(SET: CKP)はこのほど、世界的な再生可能エネルギーベース電力への移行を背景に、今後3年間で設備容量を約2800メガワット引き上げる発電能力倍増計画を発表した。
CK Power PLCのThanawat Trivisvavetマネジングディレクターは「タイおよび周辺地域に新たに6つの発電施設を建設し、2024年までに設備容量を4800メガワットまで増やす。新たな設備容量は、全て太陽光発電、水力発電、風力発電など再生可能エネルギーベースのものになる」と語った。
同氏は「急成長計画の一環として、タイ以外の2カ国で3つの新事業への参入を目指しており、これらも再生可能エネルギーベースのものになる」と語った。
Trivisvavet氏によると、CK Power PLCは5年以内に太陽光発電を10倍以上の330メガワットにし、同期間に700メガワットの風力発電は2倍に増やし、結果的に同社の総発電容量の95%を再生可能エネルギーベースとする予定である。
同氏は「世界的な再生可能エネルギーベース電力への移行によって、新たに大きなチャンスが生まれつつある。先ごろ英国のグラスゴーで開かれた国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)は、当社の長期的事業戦略にとって重要かつ前向きな意味をもっている。当社は再生可能エネルギーベース発電の経験が豊富で、この新たなチャンスを生かせる立場にある。同時に、最も二酸化炭素排出量の少ない電力事業者の1つとして、地球温暖化防止にも大きく貢献できる」と語った。
東南アジア諸国連合(ASEAN)のエネルギー需要は今後20年間で倍増すると予想されており、再生可能エネルギーベースの発電の割合は総発電量の20%程度と想定されている。今後10年間で、ASEANで輸送部門は工業部門を上回る最大のエネルギー消費部門になると予測されている。
Trivisvavet氏は、再生可能エネルギーベースの電力需要を高めている要因として、世界中の政府や大企業が、再生可能エネルギーへの移行の加速を、温室効果ガス削減だけでなく、国家の競争力向上の政策的手段として捉えるようになってきていることを挙げた。
Trivisvavet氏は、CK Power PLCは純有利子負債比率が0.67と低く、タイ発電公社との長期買電契約から得られる安定したキャッシュフローでバランスシートがしっかりしており、将来的な財務基盤が安定していることも付言した。
CK Power PLC(CKP)はタイ証券取引所(SET)に上場しており、SET 100指数、SET Thailand Sustainability Investment(THIS)指数、SETCLMV Exposure指数の構成銘柄でもあり、TRIS格付けはA/安定的である。