omniture

Angel Yeastの特許取得済みプロバイオティクス、S.ブラウディがIBDの一般的症状を緩和することが新たな研究で判明

Angel Yeast
2022-02-10 15:56 1826

【宜昌(中国)2022年2月10日PR Newswire=共同通信JBN】世界的な酵母と酵母エキスの上場メーカーAngel Yeast Co., Ltd(https://en.angelyeast.com/ )(「Angel Yeast」)は華中科技大学と提携し、サッカロマイセス・ブラウディ(Saccharomyces boulardii)Bld-3(S.ブラウディ)と炎症性腸疾患(IBD)の関係を調べる臨床研究を実施した。その結果、Angel Yeastが開発した酵母ベースの特許取得済みプロバイオティクスは、IBDの症状に対して有益な役割を果たすことが明らかになった。

Angel Yeastの特許取得済みプロバイオティクス、S.ブラウディがIBDの一般的症状を緩和することが研究で判明
Angel Yeastの特許取得済みプロバイオティクス、S.ブラウディがIBDの一般的症状を緩和することが研究で判明

International Foundation for Gastrointestinal Disorders(IFGD)のデータによると、IBDは最も一般的な機能性消化器疾患で、世界の人口の10-15%が罹患している(注 1)。 IBDの代表的な治療法には抗体、ステロイド、免疫調節剤などがあるが、これらは効果が低く、再発の可能性が高い(注 2)。 このため、患者の病状の管理と治療に役立つ革新的な健康治療薬が早急に必要とされている。S.ブラウディは、IBDの最も一般的な症状の1つである下痢の問題に対処し(注 3)、消化器の健康全般を改善するため、Angel Yeastによって開発された。

本共同研究以前は、腸の炎症における腸内細菌叢(そう)に対するS.ブラウディおよびS.ブラウディ由来の分子の効能を検討した研究はほとんどなかった。腸内細菌叢は以前から、宿主の健康維持に極めて重要な役割を果たすことが知られており、IBD患者の腸内細菌叢は、組成や機能がかなり異なることが臨床データで実証されている(注 4)。

Angel Yeastは華中科技大学と提携し、IBDの有病率に関わる根本的メカニズムを探り、S.ブラウディとIBDの科学的関係を明らかにした。両組織は、腸内微生物エコシステムにおけるプロバイオティクスの役割を調べ、その腸内抗炎症活性の潜在的メカニズムを明らかにした。

本研究(注 5)では、合成ヒト微生物叢を移入したモデル生物に、大腸炎を引き起こすDSS(デキストラン硫酸ナトリウム)治療を施す前に、S.ブラウディ・プロバイオティクスサプリメント食を計16日間与えた。その結果、被験生物にS.ブラウディを摂取させると、大腸組織の粘膜障害が有意に緩和され、腸内細菌叢の組成と糞便の代謝表現型が変化し、微生物代謝産物である短鎖脂肪酸の発現が増えることが分かった。こうした結果により、プロバイオティクスには炎症反応の調節を改善し、DSS誘発性大腸炎を軽減する潜在力があることが示され、S.ブラウディに腸内細菌叢を調節してIBDをうまく予防・治療する潜在力があることが確認された。本研究成果は、2021年11月にFood & Function誌に掲載された。

世界中の企業が、Angel Yeastが特許取得済みのS.ブラウディ・プロバイオティクスを健康補助食に導入し、免疫の全体的健全性、良好な消化、幸福で健康な腸をサポートする栄養成分を求める消費者のニーズに応えている。今回の臨床研究で新たな知見が得られたことで、S.ブラウディは、IBDに対処し、その症状を予防・治療することで患者をサポートできる潜在力があることが一層明確になった。

2021年9月に発売されたAngel YeastのS.ブラウディ・プロバイオティクスは、密度の高い酵母の殻を素早く形成して活性酵母プロバイオティクスをその中に封じ込める、低温流動床プロセスと独自の保護技術を採用して開発された。これにより、酵母の胃酸や胆汁酸塩への耐性が強化され、粉末、錠剤、カプセル、ヨーグルトブロック、チョコレートなど、幅広いプロバイオティクス栄養補助食品の原料として使用できるようになった。

出典

(注 1)International Foundation for Gastrointestinal Disorders (IFFGD).Statistics.(https://aboutibs.org/what-is-ibs/facts-about-ibs/statistics/ )

(注 2)Hvas CL et al., 2018. Current, Experimental, and Future Treatments in Inflammatory Bowel Disease: A Clinical Review, Immunopharmacology and Immunotoxicology, 40, 446-460.(https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/08923973.2018.1469144?journalCode=iipi20 )

(注 3)World Gastroenterology Organisation Global Guidelines., 2015. Inflammatory Bowel Disease.(https://www.worldgastroenterology.org/UserFiles/file/guidelines/inflammatory-bowel-disease-english-2015-update.pdf )

(注 4)Lee T et al., 2017.Oral Versus Intravenous Iron Replacement Therapy Distinctly Alters the Gut Microbiota and Metabolome in Patients with Ibd, Gut, 66, 863-871.(https://gut.bmj.com/content/66/5/863 )

(注 5)Li B et al., 2021. Saccharomyces boulardii alleviates DSS-induced intestinal barrier dysfunction and inflammation in humanized mice. Food & Function(https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2022/FO/D1FO02752B )

ソース: Angel Yeast