【北京2022年2月10日PR Newswire=共同通信JBN】中国東部の江蘇省蘇州市で8日、電子情報産業のための産業イノベーションクラスター(技術革新の集積)構築を促進する会議が開催された。このイベントでは、AU Optronics Corporation(AUO)の低温ポリシリコン(LTPS)プロジェクトも立ち上げられた。
会議では、5G通信、半導体、チップ、インテリジェント端末などの分野をカバーする、総投資額1290億元(約202億8000万米ドル)の150の主要な電子情報プロジェクトが調印または開始された。これらプロジェクトのうち、80件は計画総投資額720億元で契約され、70件は総投資額570億元で開始することが発表された。このうち191億元は今年中に決済される見込みだ。
蘇州市は近年、電子情報の発展を支援するために多次元の取り組みを行ってきた。プロジェクトガイダンス、政策支援、イノベーション奨励のおかげで、この業界は同市で初めて1兆元を超える年間生産額を達成するまでに成長した。
2021年には、蘇州の電子情報産業の総生産額は1兆1600億元に達し、前年比10.8%増加した。現在、同市には、指定された規模を超える1271の工業企業と、電子情報分野にリストされた62の企業がある。
AUO Kunshan(昆山)は同日のイベントで、LTPSプロジェクトを立ち上げた。AUOは、世界トップ3の大型LCD(液晶ディスプレー)パネルメーカーの1つとして、生産ラインのアップグレードと容量拡張にさらに18億米ドルを投資する計画で、年間生産額100億元を超えることを目指している。
今回のイベントでは、2021年に累積された24億元の財政支援基金を授与する式典も行われた。また、電子情報産業における64の技術プロジェクトのリストが発表された。中国有数の県級経済都市の一つである昆山市は、産業チェーンとイノベーションチェーンの緊密な統合を加速するために、新世代の産業イノベーションクラスターのための支援システムを発表した。
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