【保定(中国)2022年2月4日PR Newswire=共同通信JBN】GWM(長城汽車)は、このほどThailand International Motor Expo(タイ国際モーターエキスポ)に参加し、同社のL.E.M.O.N.プラットフォームの技術的成果によって世界のユーザーに新たな体験を届けた。
L.E.M.O.N.は世界的な視点からGWMが独自開発したテクノロジープラットフォームで、柔軟性、高性能、高い安全性、そして軽量がその特徴である。こうした特徴は、プラットフォームをベースにした車両に高出力性能と低エネルギー消費の両方の優位性をもたらしている。
このプラットフォームは、内燃機関(ICE)、ハイブリッド、完全電気、水素燃料電池といったユーザーが選べる4つのパワートレーン・ソリューションを提供する。特に、ガソリン・電気のハイブリッドにはDHTとP2/P2+P4の両方のアーキテクチャーがある。DHTアーキテクチャーは走行持続距離が長くてエネルギー消費が少ないことから都市部の通勤に適している。例えば、このアーキテクチャーを採用したHAVAL H6 HEVの燃料節約率は48-50%に達し、完全電気での走行持続距離は200キロに及ぶ。
軽量であることはL.E.M.O.N.プラットフォームの最も重要な特徴の1つだ。オールアルミニウム製ボディによる設計で車体重量を減らすとともに、ホットスタンピングされた一体成型のドア・リング・ソリューションを採用し、さらなる軽量化を図っている。最近、海外で発売されたHAVAL DARGOには、このプラットフォームで作られたテーラーロールドブランク(TRB)が適用されている。さらに重要なことに、この車は75%以上に高強度鋼が使用されており、ホットスタンプ鋼の最高強度は1900MPaを超えるなど、オフロードを楽しみたいというユーザーの要望をさらに満たすことができる。
安全性についても、L.E.M.O.N.プラットフォームの安全性能への要件は高く、速度無制限の高速道路を運転するドイツのユーザーや、極めて暑い環境で運転する中東のユーザーなど、世界のユーザーにおける18の典型的な使用シナリオを検証した。また、検証の各プロセスにおいて、NCAPのファイブスター評価や北米のIIHSの最高評価に厳密に準拠している。例えば、HAVAL JOLIONにはこのプラットフォームの高い安全性能が装備されている。死角のない高解像度ディスプレーによってドライバーの安全を守る360度パノラマ映像システムは、道路の周囲状況の確認でユーザーを支援し、全周囲にわたる運転の安全性を確実にする。
L.E.M.O.N.プラットフォーム上に製造された第3世代HAVAL H6、HAVAL DARGO、HAVAL JOLION、ORA GOODCATは現在、グローバル販売されている。
自動車業界で有数の優れたプラットフォームとして、L.E.M.O.N.プラットフォームは製品に力を与え、GWMの世界発展を徐々に加速している。GWMのMu Feng輪番社長は、L.E.M.O.N.プラットフォームはこれからの10年、GWMの中核的競争力であり、GWMの世界での競争をしっかりと支えるだろうと述べた。