【サンディエゴ2022年2月1日PR Newswire=共同通信JBN】精密医療を革新的治療法の開発に応用しているパイオニア企業Denovo Biopharma LLC(「Denovo」)は1日、治療抵抗性うつ病(TRD)に対するDB104(リアフェンシン)の治験(IND)許可申請が米食品医薬品局(FDA)に承認され、DenovoがTRD患者でリアフェンシンの安全性と有効性を評価するグローバル第2b相臨床試験を開始できるようになったと発表した。本試験は、Denovoが実施中の3番目のグローバル主試験となる可能性があり、さらに重要なのは、中枢神経系(CNS)疾患を対象に実施される初の遺伝子バイオマーカー誘導臨床試験となる可能性があることである。
Denovoの最高技術責任者(CTO)であるXiao-Xiong Lu博士は「CNS疾患は治療が難しいことで知られているが、この領域における革新的医薬品開発の成功例がわずかなのは、精密医療を欠いていることが一因かもしれない。Denovoは、独自のバイオマーカープラットフォームを使い、TRD患者のリアフェンシンへの臨床反応と高い相関性があるDenovo Genomic Marker 4(DGM4(TM))という新たな予測バイオマーカーを特定した。現在、一般的に採用されている試行錯誤的方法ではなく、科学的かつ個別化医療的アプローチを提供できる可能性がある、このバイオマーカー誘導TRD臨床試験を開始できるのは非常にうれしい。これは、CNS医薬品開発分野の状況を一変させる可能性がある」と語った。
▽治療抵抗性うつ病について
大うつ病性障害(MDD)は、米国では毎年、1500万人以上の人々を苦しめている。MDD患者の約3分の1は、現在のうつ病発症において、少なくとも2種類の抗うつ薬を適切な量と期間投与しても十分な反応を示さず、治療抵抗性うつ病(TRD)と見なされている。TRDは、本人、愛する人、社会に継続的な感情的、機能的、経済的負担を与え続けている慢性疾患である。
▽Denovo Biopharmaについて
Denovo Biopharma LLCは、新たなバイオマーカー・アプローチを用いて、ターゲットとする患者集団で効率的に臨床試験を実施し、試験の成功確率を最適化している、臨床期バイオ医薬品企業である。Denovoは、がんおよびCNS疾患における重要かつ満たされていない医療ニーズに対応する8つの後期臨床期医薬品を製品ラインに有しており、そのほとんどがグローバルな権利のあるファースト・イン・クラス医薬品である。リードアセットのDB102(エンザスタウリン)の初のバイオマーカー誘導臨床試験は、米国と中国でびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者の第3相臨床試験の登録を完了し、膠芽腫(GBM)の第3相臨床試験は登録が進められている。DB102とDB104のバイオマーカー発見に加え、Denovoは最近、再発性高悪性度グリオーマに対する遺伝子治療プログラムDB107(Toca 511/Toca FC)向けの新たなバイオマーカーの発見も発表した。詳細は、www.denovobiopharma.com を参照。
▽問い合わせ先
Michael F. Haller
Chief Business Officer
Denovo Biopharma LLC
mhaller@denovobiopharma.com
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