【上海2022年1月6日PR Newswire=共同通信JBN】革新的な体外診断(IVD)企業Virtue Diagnosticsは、1億米ドルのシリーズB資金調達の完了を発表した。2019年創業のVirtue Diagnosticsは中国と新興市場向けの臨床試験に焦点を合わせている。Sequoia ChinaとMorningside VenturesがORIZA Holdingsとともにこの投資ラウンドを主導した。既存投資者のLilly Asia VenturesとPerkinElmer Venturesが参加し、HAOYUE Capitalが単独の財務顧問を務めた。
Virtue Diagnosticsは国際的なプラットフォームベースのIVD企業で、最初期のスクリーニング、初期診断、治療監視、微小残存病変管理などすべての病期の手ごろな臨床ソリューションの提供を重視している。
Virtue Diagnosticsの法人・研究開発(R&D)本社はシンガポールにあり、製造所は中国の蘇州、受託開発(CRO)・臨床検査所は北京にある。
中国の未来のIVD市場は国内での革新に主導される。Virtue DiagnosticsのJohnson Zhang最高経営責任者(CEO)は「Virtue Diagnosticsの戦略は、世界的な技術企業と協力し、中国市場向けに限定して商品とソリューションを開発し、R&D、規制関係登録、営業の経験豊富な専門家チームを通じて市場投入までの時間を短縮することにより、新しい技術プラットフォームを導入することである」と語った。
Virtue Diagnosticsは、中国での臨床質量分析のためにパーキンエルマー(PerkinElmer)と独占的に提携した。Virtue Diagnosticsが生産したトリプル四重極質量分析計は、国家薬品監督管理局(NMPA)の認可を受けて2021年第3四半期に発売された。2021年に買収されたPanovueは多重病理学をリードし、その景観分析プラットフォームにあらゆるソリューションを提供している。
中国のIVD市場は国内の革新が主導しているが、多くの新興諸国のIVD産業はまだ初期段階にあり、輸入品に依存している。Covid-19流行により、各国政府は刺激策を使った自国のIVD能力強化を迫られた。Virtue Diagnosticsは、特定の新興市場への高品質で手ごろなIVD商品の提供を拡大している。
Johnson Zhang氏は「Virtue Diagnosticsは合併・買収、合弁事業、地元企業を通じて、中国だけでなく新興市場にも革新的な診断技術を紹介する。豊富な業界経験、革新能力、国際的なバックグラウンドで当社は成功する」と付け加えた。
Sequoia ChinaのYunxia Yang氏は「Virtue Diagnosticsは競争力のある診断技術プラットフォームを構築している。同社チームはその国際的な経験、強力な技術的ノウハウと実行力で高く評価されている。当社はVirtueが世界的リーダーになる高い潜在力を持つと信じている。Sequoia Chinaは革新的な医療機器・診断企業の急速な成長とより良い商品をより早く患者に届けることを支援している」と述べた。
Morningside VenturesのLu Huang氏は「中国のIVD産業は20年の発展を経て輸入代替を完了した。国内市場の漸進的な成長は技術によってもたらされるだろう。Virtueは中国で成功した起業経験を持ち、国際的に注目されるユニークな企業だ。同社は急速に成長し、すばらしいプロセスを作った。モーニングサイドはその国際的な背景、世界的な資本、技術リソースを活用し、Virtueが中国のIVD業界の先導者となるのを支援する」と述べた。
▽Virtue Diagnosticsについて
Virtue Diagnosticsは、感染症、がん、慢性疾患に焦点を当てた革新的な体外診断(IVD)企業である。その目標は、多様な技術プラットフォームを活用して早期スクリーニング、初期診断、治療監視、微小残存病変管理など、あらゆる病期の患者に臨床ソリューションを提供することである。