【北京2022年1月5日PR Newswire=共同通信JBN】世界遺産物語の新シーズンを展開する待望の文化リアリティー番組「The Shape of Culture」のシーズン2が12月19日、古代王朝の首都、洛陽を舞台にした第1話を皮切りに、Zhejiang Televisionで放映された。シーズン2の全編は今後、YouTubeのZhejiang STV公式チャンネルで視聴できる。
中国では国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)世界遺産リストに55カ所が登録されており、文化リアリティー番組はセレブゲストを招いて"青年団"と共に世界遺産を探訪してもらい、旅の感情とエピソードを共有している。
2012年から2019年まで北京の故宮博物院院長を務めたChina Cultural Relics AcademyのShan Jixiangディレクターに率いられたシーズン2の"青年団"は、Zhou Yun、Xiao Yang、Niu Junfengの各氏である。世界遺産3カ所を擁する洛陽を出発点に、シーズン第1話は歴史の道をたどり、シルクロードの遺産価値に加えて中国文明の継続、グローバル文化の混合を強調している。
Shan氏は「われわれの周りにある文化遺産の大きな魅力を認識したら、懐かしさに目覚める者や誇りに触発される者もいて、誰もが心の底から幸せを感じることができるだろう。『本から学ぶことは、結局は表面的で、個人的に練習することが重要だ』との格言にある通り、人を理解したければもっと交流する必要があり、世界遺産を理解したければ体験して深く感じる必要がある。それはあなたの心に近く、血筋に接続されている」と語った。
番組の主要メッセージの1つは、複数の観点から世界遺産と文明の多様性を見てとることである。番組には、殷墟の遺構、景徳鎮の王朝窯、世界文化・自然遺産の武夷山、周口店の北京原人遺跡など多彩な遺産が登場する。それぞれの世界遺産は、周口店の人類の起源追跡や武夷山の自然交響曲指揮など、人類、歴史、文化や自然に特別な焦点を当てている。
Shan氏は「『The Shape of Culture』リアリティー番組がより多くの若者を文化探訪・発見の旅に誘い、豊かな中国文化を大切にし、世界遺産と恋に落ちて守護者や継承者になるよう駆り立てることを心から願っている」と話した。
「The Shape of Culture」はまた、さまざまな人々の多様な見方を通じて、世界遺産の新たな理解を形成している。"青年団"には何世代にもわたってこれら世界遺産に住んできた地元住民が加わり、錫林九曲河で舟をこぐ父と娘、景徳鎮の職人、古代の曲を継承する泉州の青年オーケストラなど、荘厳な世界遺産の歴史と文明が日常生活に浸透している。
「The Shape of Culture」には一流の歴史家や専門家も招かれ、世界遺産の深く正確な解釈をもたらす。シーズン2は、大運河(揚州)、三星堆遺跡、廬山国立公園、歴史的な海のシルクロードに沿う世界最大級の港湾である泉州など、中国9省の世界遺産12カ所を訪問する。
ソース:Zhejiang Television