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WorldlineブランドのIngenicoが決済プラットフォームPPaaS (Payments Platform as a Service) を立ち上げ

Ingenico International (S) Pte Ltd
2021-12-16 08:35 2921

【パリ2021年12月16日PR Newswire】

*決算ソリューションとサードパーティーサービスをシームレスに一本化したPPaaSにより、アクワイアラー(加盟店契約会社)と独立系ソフトウエアベンダーは、店舗が顧客に提供する魅力的なコマースと決済オプションを生み出すことができるようになります。これにより、従来オンラインでのみ可能だったサービスを実店舗でも提供可能にします。

Worldlineブランド(Euronext: WLN)であるIngenicoはPPaaS (Payments Platform as a Service)をクライアントとパートナー向けに本格的に展開することを発表しました。

新しいクラウドベースのテクノロジーで構築されたPPaaSはPOS(店舗販売時点情報管理)をエコシステムに進化させる重要な要素です。

PPaaSは、端末管理のための独自のソリューションとサードパーティーアプリケーション、Alipayなどの代替的決済方法(APM: Alternative Payment Methods)を組み合わせた一連のペイメント&コマースサービスです。クラウドベースのプラットフォームはデバイスに依存しない、つまり、世界中に展開する3500万台のIngenico 端末をはじめとする、あらゆる決済端末に対応することができます。アクワイアラー、決済サービスプロバイダー、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)は、加盟店が店舗での決済に必要なサービスを選択、統合、管理することができます。このプラットフォームの設計により、現在利用可能ないかなるテクノロジーよりもはるかに迅速かつ簡単な提案が可能となります。購入物や決済方法における顧客の細分化が進む社会においては、このようなサービスに即応することが、決済バリューチェーンにおける重要な差別化要因となります。

オンライン決済オーケストレーション(注1)は、近年オンラインリテール向けに広く開発されていますが、店舗内オーケストレーションと顧客向けのシームレスなオムニチャネルコマースソリューションを生み出す機能は、まだ完全には実現されていません。店内の決済端末に接続する比類のない機能を備えたPPaaSは、これを可能にし、私たちの決済方法に変革をもたらすでしょう。PPaaSはさらに進化し、リテール業者のオンラインコマース、決済サービスと統合して真のオムニチャネル・カスタマー・エクスペリエンスを実現し、決済体験を単なる取引の処理からインタラクティブなサービスへと変えるでしょう。

例えば、決済取引の一部としてPPaaSを使用すると、顧客はギフトカードとローカルウォレットの組み合わせを使用して決済することができます。ポイントカードを提示することなく取引でポイントを獲得したり、取引を確定する前に端末で商品保険への加入を促されたりすることができます。次に、販売者と決済スキームの利用規約に応じて、自宅で購入した商品を返品し、店舗に戻らなくても、使用した各決済方法に全額返金を受けることができます。

WorldlineブランドIngenicoのGiulio Montemagno上級副社長兼マネジングディレクター(PPaaS担当)は「決済における最近のイノベーションの多くはオンライン決済に焦点を合わせており、店内体験は何年にもわたってそれほど変わっていません。PPaaSを利用することで、マーチャントが決済をお客様との真の交流の場とすることができます。サードパーティのサービスパートナーのエコシステムは、より多くのお客様に自社のサービスを提供することができます。クライアントやソリューションプロバイダーと連携することで、PPaaSの使用事例が非常に重要であることがわかります。これは、PPaaSを使用してさまざまな新しいサービスや決済方法を販売者に提供することを想定しているためです。PPaaSを使用してアジアの代替的決済方法(APM: Alternative Payment Methods)やロイヤルティプログラムを実現したり、ヨーロッパのアクワイアラーのために業種別サービスを実現したりと、既にお客様と一緒にこれらのユースケースに取り組み始めています。弊社はPPaaSを使用した新しい製品が実際に動作するのを楽しみにしています」と述べています。

▽具体的な使用事例

*代替的決済方法(APM: Alternative Payment Methods)

世界中にはさまざまな市場やセグメントに対応する900以上の代替決済方法がありますが、店頭での決済に受け入れられる方法はごくわずかです。AlipayなどのAPMは、特定の人口層からの需要に対応することにより、加盟店の収益を増やしています。PPaaSは、複雑な開発やソフトウエア更新を必要とせずに、小売業者のAPM導入を可能にします。

*ロイヤルティーとオムニチャネルコマース

サービスとしてのトークン化により、PPaaSはオムニチャネル・ペイメントのパズルに欠けていたピースを提供し、顧客ロイヤルティの新たな可能性を生み出します。決済カードは、完全に安全かつコンプライアンスに準拠した環境で、顧客の一意の識別子となり、購買活動の重要な瞬間に顧客と対話する能力を拡大することができます。

*強化されたリポートとデータ分析

PPaaSの重要で、多くの要望が寄せられている機能は、完全に規制に準拠した安全な環境で大幅に強化されたリポートとデータ分析を提供する機能です。これは、PPaaSが端末からの情報を統合し、これを使用して、店舗が事業を管理するのに必要な洞察力やデータを提供することができるためです。

*スマートルーティング

PPaaSはアクワイアラーとの連携により、ソリューションは事前定義されたルールに基づき特定のアクワイアリングプラットフォームに取引をルーティングすることにより、決済処理のコストを最適化することができます。

▽決済エコシステムの完全サポート

マーチャントの34%が、アクワイアラーから簡単に使えて迅速に設定できるサービスが提供されなければ、プロバイダーを変更すると回答し、80%が、ビジネスを改善するために測定可能であれば、ペイメントパフォーマンスの向上に20~30%の高い料金を支払う用意があると回答しています(注2)。このようなサービスを提供する市場は広大です。

このような理由から、PPaaSは、銀行や専門のアクワイアラー、PSP、決済ゲートウェイ、ISVなど、決済エコシステムのさまざまなアクターに対応しています。多対多の接続を可能にし、ネットワーク効果を生み出して、すべての関係者に利益をもたらし、成長し続けます。

▽顧客ニーズに常に適応

PPaaSプラットフォームは「アズ・ア・サービス」として、既存と将来のクライアントとの継続的な対話の中で、新機能の追加や新しいパートナーの獲得など、常に進化していきます。

(注1)ペイメントジャーニーを容易に強化し、ペイメントジャーニー内で特定の使用事例を提供する機能

(注2)The 2020 McKinsey Global Payments Report, P. 36 Ibid, P. 14 and CGI Global Payments Research, P. 11(顧客の80%は付加価値サービスの料金を支払う)

▽Worldlineについて

Worldline(Euronext: WLN)は欧州の決済・取引サービス業界のリーダーであり、世界では第4位のプレーヤーである。Worldlineは、世界的なリーチとイノベーションへの取り組みにより、すべての部門の店舗、銀行、サードパーティーのアクワイアラー、公共交通機関、政府機関、産業会社にとり最適なテクノロジーパートナーである。Worldlineは、50カ国以上に2万を超える従業員を擁し、決済バリューチェーン全体で持続可能で信頼でき、かつ安全なソリューションをクライアントに提供し、クライアントがどこにいてもビジネスの成長を促進させます。

Worldlineが店舗サービス、端末、ソリューション&サービス、金融サービス、Mobility&e取引サービスの分野で提供するサービスには、店舗内とオンラインの両方での国内と国境を越えた商業的購入、極めて安全な決済取引処理、広範な決済端末の広範なポートフォリオ、産業環境におけるeチケット・デジタルサービスなどがあります。Worldlineの2020年のプロフォーマ収益は48億ユーロです。worldline.com

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(日本語リリース:クライアント提供)

 
ソース: Ingenico, a Worldline brand