CellCartaがBiogazelle買収でゲノム解析能力を強化、デジタルPCR（dPCR）サービスへも進出

CellCarta

2021-12-15 20:23 1396

* CellCartaはこの買収により、確立された最先端のゲノム技術を包括的に網羅するアッセイ開発とグローバルな臨床試験サンプル分析能力の独自の組み合わせで、ゲノムサービスのリーダーの地位を強固に

【モントリオール2021年12月15日PR Newswire=共同通信JBN】

世界をリードする精密医療検査サービスプロバイダーCellCartaは15日、ゲノム検査ソリューションのリーダーBiogazelleの買収を発表した。ゲント（ベルギー）に拠点を置くBiogazelleは、製薬・バイオテクノロジー業界の顧客向けに高度のデジタルPCR（dPCR）、定量PCR（qPCR）、RNA配列解析（RNASeq）アッセイを開発・展開している。

CellCarta Logo (CNW Group/CellCarta)

遺伝子発現解析において数十年の経験を持つBiogazelleチームは、定量PCRとデジタルPCRの活用で独自の地位と技能を有している。Jan Hellemans、Jo Vandesompele両共同創業者は、遺伝子発現解析の標準を設定したことで国際的に知られている。BNPパリバ・フォルティスやQbic、PMV、Fournier-Majoie財団といった投資ファンドの金融支援を受けてゲント大学から分離独立したBiogazelleは、dPCR技術を提供する欧州初の研究所となり、現在もdPCRベース研究の最前線にいる。同グループは、液体生検やFFPE組織などの臨床サンプル専用のRNAシーケンスワークフローも提供している。

CellCartaのMartin LeBlanc最高経営責任者(CEO)は「Biogazelleの卓越したゲノミクス専門知識により、CellCartaは顧客の治療開発戦略サポートをさらに進め、顧客の臨床上の課題を解決して免疫学やその他のプログラムを前進させる主要ソリューションを提供できるようになる」と語った。Biogazelleの買収は、精密医療サービスのリーディングカンパニーを目指すCellCartaの成長戦略を強化し、ゲノムサービスを創薬から臨床現場にまで拡大することが可能になる。BiogazelleのRoel Sterken CEOは「CellCartaと手を組むことになり、大変喜ばしい。両社は科学的な卓越性と革新性を追求しており、これは、両社のノウハウとサービスを世界規模で最大限に活用するための、理にかなった次なるステップだ」と語った。

Biogazelleは幅広いゲノムサービスをこれまで通り提供し続ける一方で、複雑なゲノムバイオマーカー・アッセイを開発するCellCartaの中核的研究拠点になる。この買収で、CellCartaは免疫腫瘍学や細胞・遺伝子治療など、ゲノム解析の需要が高い分野の顧客サービスを拡大できる。

▽CellCartaについて
CellCartaは、精密医療に特化したラボサービスをバイオ医薬品業界に提供するリーディングカンパニーである。CellCartaは、免疫学、組織病理学、プロテオミクス、ゲノミクスの統合分析プラットフォームと、関連する検体収集・物流サービスを活用し、創薬から後期臨床試験まで、医薬品開発サイクル全体をサポートしている。同社はカナダ、米国、ベルギー、オーストラリア、中国に10施設を置き、世界的に事業を展開している。

詳細はcellcarta.com（cellcarta.com ）を参照。

▽Biogazelleについて
Biogazelleは、核酸定量分析（遺伝子発現、変異・コピー数解析、アンチセンスオリゴヌクレオチド・スクリーニング）の専門的検査サービスを提供して、顧客の診断薬や治療薬の開発をサポートしている。液体生検から固定組織まで、臨床関連サンプル向けのカスタマイズされたワークフローが利用可能。さらに、Biogazelleの高度なRNAバイオマーカー開発プログラムは、RNAバイオマーカーパネル探索（液体生検を含む）からPCRベースの分子診断検査の開発まで、エンドツーエンド・ソリューションを提供している。Biogazelleは、臨床試験や通常診断の現場で、専門ラボとしての役割も担っている。

詳細は、biogazelle.com（biogazelle.com ）を参照。