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St. David's Medical Centerの医師が進行した心不全向けの神経刺激装置を米国で初めて移植

St. David’s Medical Center
2021-12-14 09:08 1105

【オースティン(米テキサス州)2021年12月14日PR Newswire=共同通信JBN】St. David's Medical Centerの医師はこのほど、進行した心不全を治療することに役立つ新しい神経刺激装置テクノロジーの移植を米国で初めて行った。Barostim Systemは米食品医薬品局(FDA)に認可された唯一のテクノロジーであり、神経系を使用して心不全を制御し、心臓血管系の機能を向上させる。

このシステムは、患者の鎖骨下に埋め込み、圧受容器に電気パルスを送るプログラム可能なデバイスで、頸動脈の血圧の変化を検知する。これは、心臓に自律的ないしは無意識の反応を引き起こす人体の心血管系の主要な反射である圧反射を標的にする。

St. David's Medical Centerでこの手術を行ったCardiothoracic and Vascular Surgeonsの血管外科医Jeffrey Apple博士は「このデバイスが作動すると、頸動脈の圧受容器に電極を通じてパルスを送信する。これは人体に交感および副交感神経が正常に機能していると思わせる。脳はこれを受けて、心臓が正常に機能していると人体にメッセージを送る。これによって、血管が弛緩し、心拍数が遅くなり、血流が低減する」と語った。

この治療は、自律神経のバランスを回復させ、これによって心不全の症状を軽減することを目的にしている。

St. David's Medical CenterのTexas Cardiac Arrhythmia InstituteのAndrea Natale氏(M.D.、F.A.C.C.、F.H.R.S.、F.E.S.C.、心臓電気生理学者、執行医療ディレクター)は「心不全に対するこのアプローチは、投薬を受けても症状が残り、他のデバイス利用の治療オプションがない患者を含め、患者のクオリティー・オブ・ライフを向上させることを目的としている。このアプローチによって、患者は制約をほとんど受けずに日常生活を送ることができる」と語った。

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ソース: St. David’s Medical Center