【北京2021年12月13日PR Newswire=共同通信JBN】「本格的な有機農業と農村部の全国的活性化」をテーマに12月6日から7日まで、第8回International Forum of Organic Agriculture(国際有機農業フォーラム)が中国北部の大同市(注)で開催された。
このフォーラムは大同市人民政府、中国農業大学、太原理工大学、山西農業大学が共催した。国内外の80人を超える専門家と学者が集まり、有機産業の現状と動向、霊丘県における本格的な有機農業の実践、乾地有機農法、有機コミュニティー、有機的農村の建設といったトピックに関する見解を交換した。
近年、大同市は乾地有機農法の開発に大規模な取り組みを行っており、農作地の質の向上、乾地農法向けに改良された様々な種子の研究、環境に配慮した開発、そして実証のための一連の県や地域、プロモーションの区域などが同市内に誕生している。
Zhang Qiang市長はフォーラムの開会式で、大同は関連する有機農作物の原産地としての同市の優位性を強化する上で乾地有機農法の役割をさらに活用し、「Chehe Mode(チューフー方式)」を徐々に普及させるため、より多くの有機農業実証区を構築すると述べた。
ここでいう「Chehe Mode」とは、大同市霊丘県Hongshileng地区チューフー村での実践に代表される有機農業、エコツーリズム、美しい村づくりを組み合わせた経済発展の道筋である。霊丘県は2013年にチューフー村から有機農業実証パークと区域の建設を開始した。
大同市の他の県とは異なり、霊丘県は本格的な有機農業を特徴とする経済成長の道を開拓し、土地売却による財政収入とエネルギー経済への依存から徐々に脱却した。
現在、霊丘県には60の認定有機農産物、30以上の有機農業生産者、6666.67ヘクタールの有機農業用農地がある。
Zhang市長が紹介したように、大同市は国内外の有名な大学や研究機関との協力を拡大し、有機農業産業全体に関連する生産、供給、販売プロジェクトの協力を推進する。
(注)大同市は温帯モンスーン気候に位置し、昼夜の寒暖差が大きく日照時間が長いため、有機農業の開発に固有の利点を持つ。
オリジナルリンク:https://en.imsilkroad.com/p/325264.html
ソース:Xinhua Silk Road