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Third DerivativeとGrantham Trustが炭素回収イノベーション加速のためFirst Gigaton Capturedを立ち上げ

Jeremy and Hannelore Grantham Environmental Trust
2021-12-09 04:14 1070

【ボールダー(米コロラド州)2021年12月9日PR Newswire=共同通信JBN】グローバル気候技術のスタートアップ アクセラレーターであるThird Derivative(D3)(Third Derivative (D3) )は8日、触媒的な気候資金調達と環境保護のリーダーであるThe Jeremy and Hannelore Grantham Environmental Trust(The Jeremy and Hannelore Grantham Environmental Trust )との新たなパートナーシップを発表した。このFirst Gigaton Captured(First Gigaton Captured )の提携は、画期的なネガティブ・エミッション技術の大規模拡大を目的とした共同の取り組みを通じ、最も有望な炭素除去スタートアップ企業を探し出し、資金を提供し、拡大することに尽力する。

Third Derivativeは、世界で最も有望な気候技術のスタートアップ企業を、焦点を絞った投資家、企業パートナー、市場専門家と連携させ、これらのイノベーションの成功を増やし、市場投入までの時間を短縮する。First Gigaton Capturedの立ち上げは、2022年にD3のプログラムに参加したスタートアップ企業の専用Carbon Capture Cohortにより、実行可能な炭素除去ソリューションの迅速な展開をサポートし、完全な商業利用を実現する。

Jeremy Grantham氏は「イノベーションとテクノロジーは、気候変動を解決し、持続可能な未来を構築するためのわれわれの唯一の希望である。Grantham Foundationは、初期段階のスタートアップ企業がイノベーションの最も強力な力であると確信している。Third DerivativeとのFirst Gigaton Capturedの立ち上げは、気候技術を前進させ、炭素回収をより早く商業化することになる。それはどうしても必要な一種のイニシアチブである」と語る。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の世界温暖化の影響に関する特別報告(special report )によると、さらなる壊滅的な気候被害を防ぐためには、2050年以降、大気から年間20-200億トンのCO2を除去する必要があるのかもしれない。この驚異的なレベルの年間除去量を達成するには、CO2を直接大気から排出するために可能な全ての安全かつコスト効率が高くスケーラブルなアプローチを迅速に発展させる必要がある。このネガティブ・エミッション技術ポートフォリオの一部としてのダイレクトエアキャプチャー(DAC)は毎年、大気から直接、ギガトンのCO2を除去し、恒久的に隔離された貯蔵庫に閉じ込める潜在能力として、重要な「保険証書」である。

しかし、DACのような耐久性のある炭素除去ソリューションの主な課題は、これらのアプローチがまだ新しく、拡張するにはコストがかかりすぎることである。これには、First Gigaton Capturedが対処をコミットしている。

この新しいイニシアチブの目標は何か?耐久性のある炭素除去のコストを1トン当たり100ドル未満に引き下げ、世界最高の炭素除去イノベーションが2050年までにギガトン規模の炭素回収の達成のために必要なサポートを提供するべく取り組むことである。これは野心的な目標だが、適切な利害関係者と共に、D3は気候イノベーション加速のための生態系に焦点を合わせたアプローチを通じ、これらの新技術の実装を大幅に加速することが可能であるとみている。

First Gigaton Capturedパートナーシップの要点は以下の通り:

  1. Third Derivative(D3)とRMIの専門知識を活用して、最も有望な炭素の回収・除去の経路を探し出してハイライトを当てる一連の研究を提供。
  2. 2022年に豊富なリソースを備えたD3 Carbon Capture Cohortを立ち上げ、展開可能で影響力の大きいソリューションにより、市場で最も有望な炭素回収スタートアップ企業を支援する。これには、技術進歩をサポートする科学および市場の専門家と、スタートアップ企業が総合的なパイロット規模にシステムを進めるのを支援する直接的な資金調達の機会が含まれる。
  3. 概念実証、パイロット、および他に類を見ない商業施設への資金提供を含む影響力の大きいDACソリューションの技術開発を加速するため、巨額の触媒資本(長期志向で柔軟、市場レベルのリスクリターンを求めないタイプの資金)を引き出す。
  4. 主要な企業パートナーとの高品質の炭素除去に対する市場需要を育成。

Third DerivativeはGrantham Trustとの提携に加え、2021年12月7-8日のSecond Annual Global Summit(Summit )で、最新のスタートアップ企業も紹介する。初日は一般公開。Cohort 419(Cohort 419 )には200社超の応募企業から選ばれた16の印象的なスタートアップ企業が含まれている。今年のスタートアップ企業の半数以上は、上級管理職の間に多様な代表者を有している。これは、D3が継続的な改善と成長にコミットしている測定基準である。このスタートアップ企業16社の新しいグループは、Third Derivativeのグローバルアクセラレータープログラムに現在参加している気候技術スタートアップ企業46社に加わる。

New Energy Nexus最高経営責任者(CEO)でD3取締役会会長であるDanny Kennedy氏は「気候危機と闘う任務を遂行するリーダーとしてのアクセラレータープログラム、投資家、イノベーターの役割は、これまで以上に重要である。D3とGrantham Trustの提携は、ネガティブ・エミッション技術を持つスタートアップ企業を探し出し、資金を提供するための正しい方向への素晴らしい動きである」と語る。

D3は、アクセラレータープログラムに参加するための新しいスタートアップ企業を常に探し求めている。排出量の課題に対処するための革新的アイデアがあれば、Third Derivativeの一般コホートに申し込むことができる。炭素回収コホートの受付は2022年第1四半期に開始される。

最も有望な炭素回収スタートアップ企業を探し出し、資金を提供し、拡大を支援することに関心のある企業パートナー、技術アドバイザーないしは投資家である場合には、問い合わせフォームに記入し、関心の表明を。

D3は、このイニシアチブが炭素回収のイノベーションと展開の速度を加速し、2050年までにギガトン規模の回収への道をサポートすることを期待している。

▽Third Derivativeについて

RMIとNew Energy Nexusにより2020年に設立されたThird Derivative(D3)は、気候イノベーションの速度を加速させつつある。D3の包括的エコシステムは、気候技術をグローバルに迅速に探し出し、資金を提供し、拡張する。D3は、献身的な投資家、大企業、市場および政策専門家を世界で最も有望な気候技術のスタートアップ企業と結び付け、連携させることで、資金とリソースのギャップを埋め、市場投入までの時間を短縮している。D3の柔軟かつ高度にキュレートされたアクセラレータープログラムにより、スタートアップ企業は独自のニーズと機会に集中することができる。われわれは共に公平な未来の気候を達成するために市場を動かしている。

詳細な情報はhttps://third-derivative.org を参照。

▽Jeremy and Hannelore Grantham Environmental Trustについて

Jeremy and Hannelore Grantham Environmental Trustは公共の慈善団体であり、地球環境悪化を鈍化させ、逆転させることに焦点を当てた509(a)(3)支援組織である。その独立した受託者は、Rare、The Nature Conservancy、World Wildlife Fund US、およびRocky Mountain Instituteの最高経営責任者(CEO)たちである。Grantham FoundationとGrantham Trustは、エネルギーシステムの再設計、土壌の健全性改善、酸性化からの海洋の保護、大気からの炭素回収に投資している。

詳細な情報はhttps://www.granthamfoundation.org を参照。

▽メディア問い合わせ先 
Libby Dugan | libby@leapgrow.co

ソース: Third Derivative