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S&PがOPEC基金にAA/A-1+、ポジティブ見通しの信用格付け

OPEC Fund for International Development
2021-12-03 01:57 1359

ウィーン, 2021年12月2日 /PRNewswire/ -- S&Pグローバル・レーティングは、石油輸出国機構(OPEC)国際開発基金(OPEC基金)に対する初の信用格付けをAA/A-1+、ポジティブと格付け、基金の「極めて強力」な財務リスク特性と資本基盤、強い資金調達・流動性ポジションを強調した。さらに、OPEC基金の「強力な企業リスク特性」と優先債権者の扱いに関する「非常に強力」な実績を強調している。

この格付けは、7月のフィッチレーティングスによるAA +、安定的見通しの評価に続くもの。OPEC基金は融資業務の拡大を計画しており、組織の戦略的枠組み2030の基礎である資金調達源の多様化を目指している。1976年に設立されたOPEC基金はこれまで、世界125カ国の開発プロジェクトに220億米ドルを支出した。基本的なニーズに対応し、長期の持続可能な開発目標を達成するために各国を支援する。

OPEC基金のAbdulhamid Alkhalifa事務局長はこの格付けを歓迎し、「この評価は当基金の非常に強力な財務・事業基盤と、開発効果をもたらす強固な実績の証しである。OPEC基金は45年以上にわたり、貧困の緩和、地域社会の強化、人々の自立促進に大きく貢献してきた。これにより、当機関は南南協力の主要パートナーの1つになった。本日の格付けは、事業をさらに拡大し、影響を深める戦略の重要な構成要素となる」と述べた。

OPEC基金のTarek Sherlala事務次長は「S&Pの格付けは当基金の強固な状況だけでなく、その戦略の重要性を確認するものでもある。この格付けは当基金が計画する融資拡大の実行を支える重要な要素となり、各国が持続可能開発目標を達成し、COVID-19パンデミックや気候問題などの現在の緊急事態への対処を支援する取り組みをさらに後押しするだろう」と付け加えた。

▽OPEC基金について

OPEC国際開発基金(OPEC基金)は石油輸出国機構(OPEC)加盟国から非加盟国への資金供給を専門とする唯一の全体的な付託を受けた唯一の開発機関である。同基金は発展途上国パートナーや国際開発コミュニティーと協力し、世界の低・中所得国の経済成長と社会的発展を促進している。OPEC基金は1976年、開発を推進し、コミュニティーを強化し、人々の自立を促進するという明確な目的で、OPEC加盟諸国によって設立された。その任務は人間中心であり、食料、エネルギー、インフラストラクチャー、雇用(特に中小零細企業関連)、清潔な水と衛生、医療、教育などの不可欠なニーズに応えるプロジェクトへの資金提供に重点を置いている。現在までに125を超える国々の開発プロジェクトに220億米ドルを上回る融資を約束し、プロジェクトの総額は1870億米ドルと推定されている。基金のビジョンは、持続可能な開発がみんなにとって現実となる世界である。

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ソース: OPEC Fund for International Development
キーワード: 銀行/金融サービス