【上海2021年12月1日PR Newswire=共同通信JBN】中国の大手製薬企業Jemincareは11月30日、完全子会社Shanghai Jemincare Pharmaceutical Co., Ltd.がKras阻害剤JMKX1899の中国を除く世界的独占ライセンスをHUYABIO Internationalに供与したと発表した。HUYABIOは中国の製薬革新の国際的発展を加速するリーダーである。Jemincareは中華圏での独占権を維持する。
Krasは、ヒトのがんで最も変異が多い主要遺伝子の1つである。一般的なG12C変異は腫瘍の成長と転移を促進し、特に肺と結腸直腸のがんの治療で有効な重要標的となってきた。スイッチII領域のKrasのGTPポケットを標的にすることで、Krasは創薬可能になり、より強力で潜在的に有効な阻害剤を開発できる。
JMKX1899は、Jemincareが独自に開発したKRAS阻害剤である。前臨床試験のデータは、血液脳関門を通過する能力が高く、hERG阻害や薬物間相互作用のリスクがないことを示している。Jemincareは2021年10月に治験薬(IND)を中国国家薬品監督管理局(NMPA)に申請した。両当事者は臨床開発に向け、2021年に米国食品医薬品局(FDA)にIND申請するために緊密に協力する。
Jemincare Pharmaceutical GroupのHong Liang社長は「この独自のKRAS阻害剤の世界的展開を模索するため、HUYABIOと協力することを喜んでいる。これは国際的提携者にライセンス供与する当社初の新規化学物質プログラムである。HUYABIOは中国から革新的な医薬品を世界市場にもたらす多くの経験をしてきた。候補薬は満たされていない強いニーズに対応する大きな潜在力があるので、世界的な臨床試験で臨床効果と安全性のデータが生み出されることを楽しみにしている」と述べた。
HUYABIOのMireille Gillings最高経営責任者(CEO)兼執行会長は「当社の開発中の腫瘍治療薬候補に臨床段階のKRAS阻害剤を加え、特に多様な固形腫瘍に対する当社SHP阻害剤との組み合わせで試験できることに興奮している。Jemincareという素晴らしいパートナーと組んで世界中の患者の利益になる組み合わせを共同開発できるのは喜ばしい」と語った。
▽HUYABIO Internationalについて
HUYABIO(TM)は中国発祥の新しいバイオ医薬品の世界的開発を加速するリーダーであり、世界市場でより速く、より費用効果が高く、よりリスクの低い医薬品開発を可能にする。同社はバイオ製剤、学術、商業組織との広範な共同事業を通じて、全ての治療分野を網羅する最大の中国起源の化合物ポートフォリオを構築してきた。同社初の商品であるHiyasta(R)は日本で販売されている。同社は米国、日本、韓国、カナダ、アイルランドと中国全土の8つの戦略的拠点に事務所があり、商品開発を加速し、世界中で価値を最大化する最適なパートナーになった。詳細はwww.huyabio.com を参照。
▽Jemincareについて
Shanghai Jemincare Pharmaceutical Co., Ltdは2018年、Jiangxi Jemincare Group Co., Ltdの研究開発(R&D)センターとして設立された。Shanghai Jemincareは現在、Small Molecule(小分子)Innovative Center、Biologics(生物製剤)Innovation Center、Technology Innovation Centerの3イノベーションセンターから成る約500人の研究者の強力なチームに発展している。JMKX1899は、治験薬(IND)またはIND対応段階に入る10のプログラムと、臨床段階に入る2つのプログラムを持つSmall Molecule Innovation Centerが開発した。
Jiangxi Jemincare Group Co.、Ltd.は中国の大手製薬企業である。1999年に創業したJemincareグループは、腫瘍、腎臓病、脳心臓血管、抗感染症、鎮痛、呼吸器、小児科などの戦略的分野で治療薬の開発、製造、商業化に取り組む1万人以上の従業員を有する。詳細はwww.jemincare.com を参照、またはPR@jemincare.com に電子メールを。