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跳ね上がる建設リスクで金銭的・時間的損失も急増

HKA
2021-11-29 16:00 1720

【フィラデルフィア2021年11月29日PR Newswire=共同通信JBN】世界中で建設・エンジニアリング・プロジェクトの金銭的・時間的損失が驚くべき規模に上っていることを、15カ国の40事務所で1000人を超える専門家、コンサルタント、助言者を擁する世界的コンサルタント企業HKA(HKA )のリスク軽減と紛争解決に関する新たな分析が明らかにした。

CRUX Insight 2021(CRUX Insight 2021 )は、94カ国の1400件を上回るプロジェクトに関して現実の情報を引き出し、プロジェクトの資本価値の半分、予定される計画の4分の3に迫るコスト超過の主因を特定している。

4回目の年次CRUX報告書は、この独自の知識バンクの地域的分析を業界トップのコンサルタントの実行可能な洞察に結び付けている。

▽CRUX 2021の事実と調査結果

主要統計データは次の通り:

*1401件のプロジェクトを分析

*資本支出総額2兆ドル

*請求総額730億ドル

*プロジェクト1件当たりの平均紛争コスト1億ドル

*請求金額の予定コストに対する比率46.3%

*工期延長要求の平均時間17カ月

*予定の標準的延長部分71.4%

*全プロジェクトの累積超過期間750年

苦情と紛争の主要な原因は範囲の変更、契約解釈の対立、設計の欠陥、下請け業者の管理不十分である。

COVID-19は現場と労働力へのアクセス制限、資金繰りの悪化、契約期限に対する不可抗力と法律の変更の影響という追加的混乱を引き起こした。

COVID以外に、CRUX Insightは技能不足、供給網の混乱、コスト膨張、市場変動の増加、気候危機がプロジェクトをめぐる紛争の可能性を増大させていると報告した:

*技能:プロジェクトの3分の1超(35.6%)は技能と経験の不足、それに伴う不十分な仕事ぶりに阻害された。

*供給:材料と設備の納品の遅れがプロジェクトの9件に1件(11.3%)で影響を及ぼした(報告書の2021年8月の締め切りと継続的な世界的材料不足の前でも)。

*気候:プロジェクトの10分の1(10.3%)は例外的な悪天候に影響された。他の世界的な不確実性のように、気候の緊急事態による資本プロジェクトの納品リスクの再検討が求められる。

HKAのRenny Borhan最高経営責任者(CEO)は「資本プロジェクトは繰り返される予測可能でしばしば回避可能な苦情や紛争で毎年、数十億ドルの損失を出している。CRUX Insight 2021はこれらの失敗を診断し、影響を数量化するだけでなく、こうした損失を抑える修正行動も特定している。プロジェクトの利害関係者や業界はCRUXから教訓を学び、この高まる不確実性の中でより効果的に運営することができる」と語った。

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ソース: HKA