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オーストラリアのバイオテクノロジー企業StarpharmaがDEP(R)カバジタキセルの第2相試験の前立腺がん群で良好な暫定結果を発表

Starpharma
2021-11-29 15:12 2157

【メルボルン(オーストラリア)2021年11月29日PR Newswire=共同通信JBN】Starpharmaは、ステージIVの前立腺がん患者のうち評価可能な患者の100%が、1つ以上の標準的疾患評価指標で有効性反応を示したことを明らかにした。

DEP(R)カバジタキセル(https://starpharma.com/drug_delivery/dep_cabazitaxel )は、従来型の抗がん剤であるジェブタナ(R)- 進行性前立腺がんの治療に使用される代表的ながん治療薬 - の特許取得済みの、界面活性剤(ポリソルベート80(注1))を含まないナノ粒子バージョンである。ジェブタナ(R)の売上高は2020年、6億米ドルを超えた。

Starpharma(https://starpharma.com/ )が発表したステージIVの前立腺がんを対象とした暫定結果では、DEP(R)カバジタキセルで治療した後に評価した患者の100%で1つ以上の有効性シグナル(注2)が観察された。

*評価可能な腫瘍を有する患者の64%が、最長36週間にわたって病状が長期間安定し、腫瘍の大きさが大幅に縮小した

*PSA(前立腺特異抗原)腫瘍バイオマーカーレベルで評価可能な患者の90%でPSAが低下し、これらの患者の50%以上が少なくとも50%のPSA低下を達成した

*続発性骨疾患患者の83%が、骨疾患の進行がないか、改善した

*評価可能な患者の56%が3つの評価指標全てに反応を示した

この患者群の全員が末期の前立腺がんで、DEP(R)カバジタキセル試験参加前に手術や放射線治療に加えて複数の抗がん剤治療に失敗していたことを考えると、Starpharmaの良好な暫定結果(https://starpharma.com/news/636 )はとりわけ重要である。

DEP(R)カバジタキセルで治療した患者には、従来型のカバジタキセルで見られる重度の骨髄毒性が少なく、重度の好中球減少は大幅に少なく、好中球減少性敗血症は見られなかったことも重要である。DEP(R)カバジタキセルの製剤には界面活性剤様のポリソルベート80が含まれておらず、コルチコステロイドや抗ヒスタミン剤の予防的投与が不要だったため、アナフィラキシーや重篤な過敏症反応も認められなかった。特に骨の健康が重要な問題となる前立腺がん患者にとって、ステロイドの長期使用が避けられるのは魅力的である。

DEP(R)カバジタキセルは、DEP(R)ドセタキセル、DEP(R)イリノテカンと並ぶ、Starpharmaの3つの臨床段階のDEP(R)社内アセットの1つで、Starpharmaは第2相試験後にライセンス供与する予定。Starpharmaには、アストラゼネカやメルク(Merck & Co., Inc.)などとの数多くのDEP(R)提携プログラムもある。

(注1)ポリソルベート80は、不溶性の分子を可溶性にするために使われる界面活性剤様の物質で、ジェブタナ(R)やジェネリック製剤を含む従来型のカバジタキセル製品の成分である。

(注2)本試験の前立腺がん群における有効性は、国際的に認められている前立腺がんワーキンググループ(PCWG3)のガイドラインの該当部分を参照して評価された。

ソース: Starpharma
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