*UCLG執行局がカザン市長を会長に指名
バルセロナ(スペイン), 2021年11月24日 /PRNewswire/ -- カザンのIlsur Metshin市長が「都市・自治体連合(UCLG)」を運営する会長に指名され、世界の25万を超える自治体、行政区、大都市とその連合体の利益を代表する。UCLG会員は世界人口の3分の2を超え、国連加盟191カ国のうち140カ国を占める。
Metshin氏の指名は欧州、アジア、南北米州、アフリカの400人以上の市長、副市長、行政区首長らがUCLG世界評議会に出席して、バルセロナのUCLG執行局で承認された。
UCLG新会長の指名は、前任のMohamed Boudra博士がアルホセイマ(モロッコ)市長の任期満了により辞任したためである。UCLG憲章では、選任された地方高公務員だけが同組織の代表になれる。
Ilsur Metshin氏は会長受諾の演説で「都市はあらゆる転換の根源であり、われわれの任務は地方自治体が現在直面している課題の持続可能な解決策を実施する手助けをすることだ。UCLGは市長の組織ではなく、すべての都市住民のものであり、われわれのあらゆる取り組みはその福利・繁栄に向けられている」と語った。
歴代UCLG会長にはBertrand Delanoeパリ(フランス)市長、Kadir Topbashイスタンブール(トルコ)市長、Parks Tauヨハネスブルク(南アフリカ)市長らがいる。
Metshin氏は演説で、UCLG内の都市・行政区間の既存の交流制度の改革とCOVID-19流行で財政難に直面する小都市への支援を提唱した。
Ilsur Metshin氏は、国連ハビタットのパートナー総会(GAP)とUCLGの協力で「Sustainable Development Goals Implementation Champions(持続可能開発目標実行優秀者)」という賞の設置も提案した。
「この組織に属する各行政区、各都市、各地域統治機関の同等性の認識は高級会合で宣言されるだけではなく、実際面で実行されるべきである」と新会長はコメントした。
ロシアの会員がUCLGのトップに指名されたのは初めてである。歴史的に、これまでの会長は欧州、中東、西アジアの地域から選ばれてきた。
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