【チャンピオンズゲート(米フロリダ州)2021年11月23日PR Newswire=共同通信JBN】国際口腔医学および毒性学アカデミー(International Academy of Oral Medicine and Toxicology)(IAOMT)は、世界でよく知られた水銀安全コース(mercury safety course )が英語、フランス語、日本語、ポルトガル語、スペイン語で、世界の歯科医に利用できるようになったと発表した。さらに、このコースは新たにユーザーフレンドリーなオンライン学習システムで提供され、世界中の歯科医療従事者は、そのすべてが約50%の水銀を含むアマルガム充填物からの水銀暴露を軽減する方法を学ぶことが可能である。
カリキュラムは、IAOMTのSafe Mercury Amalgam Removal Technique(SMART)(Safe Mercury Amalgam Removal Technique (SMART) )に基づいており、これは、歯科医がアマルガム充填物除去のプロセスで放出される水銀のレベルを大幅に減少させることで、患者、医師自身、オフィススタッフ、環境を保護するために使用できる一連の特別な予防策である。IAOMTのコースは、この題材に関する適切な査読済み学術論文に加え、安全対策の目的と、それを医療現場で行使する方法について説明するビデオアクティビティー、実践的な科学資料が含まれている。
IAOMTのプレジデントであるDavid Edwards歯学博士は「これは歯科にとって重大な瞬間である。水銀を含んだ銀色の歯科用充填物は、1800年代から使用され、現在も依然として使用されている。しかし、世界各国はこのほど、国連環境計画(UNEP)の「水銀に関する水俣条約」(Minamata Treaty on Mercury )で水銀使用を減らすことで合意した。このため、歯科医は水銀の安全性のために不可欠な最新の医療を学習しなければならない。
IAOMTは、非営利組織として1984年に創設されて以来、歯科医療の水銀に関する科学文献を精査してきた。この調査を受け、IAOMTのグループは、神経毒として知られる水銀を歯科用アマルガム充填物に使用することをやめる重要な必要性について他のグループを啓蒙してきた。その理由は、患者や歯科医療従事者に深刻な健康リスクをもたらすとともに、歯科用水銀の環境への有害な放出による計り知れない影響があるためである。
IAOMT(IAOMT )は、UNEPの世界水銀パートナーシップの正式会員であり、水銀に関する水俣条約の締結につながる交渉に関与した。IAOMTの代表は、米議会、米食品薬品局(FDA)、カナダ保健省、フィリピン保健省、欧州委員会の新興・新規特定の健康リスクに関する科学委員会、その他世界の政府機関で、歯科用水銀の使用停止について専門家としての証人になった。
▽問い合わせ先
David Kennedy, DDS, IAOMT Public Relations Chair, info@iaomt.org
International Academy of Oral Medicine and Toxicology (IAOMT)
Phone: +1-(863)-420-6373; Website: www.iaomt.org
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