東京, 2021年11月16日 /PRNewswire/ -- ヘルスケアおよび産業市場向けのデジタル分子センシング機器プラットフォームおよびソフトウェアアプリケーションの開発会社であるアトナープ(Atonarp)は本日、9名の著名な科学・技術業界のリーダーからなる、最初の戦略的アドバイザリ・カウンシル(諮問協議会)の設立を発表しました。この協議会はアトナープと緊密に連携し、対象分野の専門知識を提供し、アトナープの次世代分子センシングおよび診断製品のロードマップを広く知らせ、前進させることを目的とします。
アトナープの創設者兼CEOのプラカッシュ・マーティは、「この非常に著名な専門家グループにより構成されるアドバイザリ・カウンシルが設立されることを本当に光栄に思います。彼らが保有する専門知識の深さと多様性は、私たちのビジョンを追求するために分子科学とデジタル技術のクロスポイントで協力する上で、非常に貴重なリソースとなるでしょう。私たちのビジョンは、人間の進歩を加速させる分子の持つ力を解き放つというものです。」
初のアドバイザリ・カウンシルのメンバーには、分子生物物理学、生物医学画像、光学物理学、公衆衛生、臨床薬理学、分光法、機械工学、産業製造、医療技術イノベーションなど、幅広い分野の世界的に有名な専門家が含まれます。
アトナープは最近、産業製造および医療診断における分子プロファイリングプラットフォームの機能を拡大しました。新たに設立されたアドバイザリ・カウンシルは、同社の独自の分光技術の継続的な革新、プラットフォームのアウトリーチの拡大、およびアプリケーションの進歩に向けて、指導する役割を担います。
スタンフォード大学医学部教授のフィリス・ガードナー博士は、「ポイント・オブ・ケア診断(POCT)*は医療診断の未来ですが、大量に検体を必要とし中央検査室で集中して大量の検体を測定する従来の方法によって業界の進展が阻まれています。アトナープの分子センサーは、ごく少量のサンプルからデジタルデータセット全体をスキャンして保存します。この技術は、予測的かつプロアクティブな医療慣習を達成するために重要な分散型POCTをサポートし、患者のより良い診断、治療、および結果につながります。この目的へ向かって、アトナープと協業できることを嬉しく思います。」
「アトナープの新しいアドバイザリ・カウンシルは、異なる分野の専門家が社会全体の健康のために協力することができる方法の優れた例です」と、日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)の黒川 清代表理事は述べています。「その分子プロファイリング技術は多くの分野で大きな可能性を秘めており、その影響を最大限に引き出すためにアトナープと、そしてカウンシルと共に協業することを楽しみにしています。」
アトナープの科学技術アドバイザリ・カウンシルのメンバー
*ポイント・オブ・ケア診断(Point-of-care-testing、 POCT):検査室ではなく患者の傍らでポータブル型分析装置や診断キットを用いて診療に役立つ有益な情報を得る検査のシステムをPoint of Care Testing(POCT)と呼ぶ。 「患者の身辺での検査」、病院での「ベッドサイド検査」とも呼ばれる。
アトナープについて
アトナープは次世代のデジタル分子センシングの主要なイノベーターです。一体化されたソフトウェアプラットフォームと、光学および質量分析計の革新的な技術を搭載したアトナープ製品は、半導体、製薬、医療診断、細胞生物学など、幅広い業界でより予測的かつ正確な結果を可能にする、リアルタイムで実行可能な包括的な分子データを提供します。世界クラスの産業・医療機器の開発と製品化の専門家チームが率いるアトナープは、日本、米国、インドで事業を展開しています。詳細についてはアトナープのウェブサイトを参照してください。
ロゴ- https://mma.prnasia.com/media2/1573283/Antonarp_Logotype_Black_Logo.jpg?p=medium600