【北京2021年11月16日PR Newswire=共同通信JBN】ダボス世界経済フォーラム(WEF)はこのほど、世界の製造業における「ライトハウス工場」の最新のグループを発表した。北京にあるSANYの掘削機械工場がリストに載り、重機メーカーの中で初の「ライトハウス工場」と認定された。
「ライトハウス(灯台)」の愛称で呼ばれるこれらの生産ワークショップは、世界で最も先進的な工場としてよく知られている。2018年の最初のリスト以来、ダボス世界経済フォーラム(WEF)とマッキンゼー(McKinsey Consulting)の2つの組織が共同で未来への道を照らすために世界中の90の工場を選び出し、最高レベルのデジタル製造とグローバリゼーション4.0の例となった。
WEFによると、SANY Beijingは、先端自動化、ヒューマン・マシン・コラボレーション、AIおよびIoTテクノロジーなど最新テクノロジーの包括的アプリケーションで際立っており、生産性を185%向上させ、生産リードタイムを30日から7日に77%短縮している。
SANY Robot Technology Co., Ltd.
SANYのデジタルトランスフォーメーションにより、新しい子会社であるSANY Robot Technology Co., Ltd.が設立され、インテリジェント製造のパイオニアになるとの使命の達成に向けSANYグループを推進している。
2019年に、既存の掘削機械工場が業界初の世界クラスの「ライトハウス工場」にアップグレードされた際、そのような前例は存在しなかった-SANYが参考にする例も、既存の技術も依拠するサプライヤーもなかった。このように、SANY Robot Technologyは、SANYのデジタルトランスフォーメーションの脈絡で生まれた。SANY Robot Technologyは、概念設計、技術検証、建設の各段階に徹底的に参加することで、掘削機械の「ライトハウス工場」の再生とともに成長した。
その過程で、SANYの新しいロボット技術部門は、多くの技術躍進をもたらした。例としては、3次元鋼板倉庫、5G AGV(無人搬送車)を使用した重くて長い(27 m)材料の積み降ろし、狭いスペースでの材料の自動組み立て・溶接、レーザーセンサーを備えたマルチロボットによる大開先協調溶接などがある。
インテリジェントな作業は、物流、倉庫保管、材料準備、溶接、処理、組み立て、塗装など製造サイクル全体で実現される。
最新の技術アップデートは、ARおよび音声認識テクノロジーに基づく新しいIntelligent Storage Systemである。現在、選別と分配の業務は、ハンズフリーの音声コマンドを与えることで作業を効率的に処理できるARメガネを介して作業員に割り当てられている。
ソース:SANY Group
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キャプション:SANYの掘削機械「ライトハウス工場」
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キャプション:SANYの掘削機械「ライトハウス工場」