【シンガポール2021年11月4日PR Newswire】デジタル決済の世界的リーダーであるVisaは同社アクセラレータープログラムの第2弾に参加するアジア太平洋地域のスタートアップを募集している。Visa Accelerator Programは、アジア太平洋地域のスタートアップの新しい市場へのビジネス拡大の支援、またスタートアップがVisaと同地域の銀行、加盟店、政府パートナーの広範なネットワークと協力する商業的な機会を見出すことに重点を置いている。
Visaのアジア太平洋地域担当リージョナルプレジデントであるChris Clarkは「世界がパンデミックからエンデミック状態に移行するにつれ、デジタル通貨とオープンデータに関する新たな考え方を形作るデジタルファースト体験に対する大きな需要が存在しています。そして、多くのスタートアップは、これらの機会を利用するための新しいイノベーションを開発してきました。Visaとしては、これらのスタートアップが特定の国でのサクセスストーリーから地域プレーヤーに移行することを支援し、新しい市場への参入の複雑さをナビゲートするためのガイダンスとコネクションを提供することにより、これらスタートアップをサポートしたいと考えています」と語った。
Visa Accelerator Program（https://www.visa.com.sg/apaccelerator ）は自国の市場でのソリューション立ち上げに成功し、成長の次の段階を目指しているスタートアップ向けに設計されている。Visaは、すべての人に活用されるネットワークとして、スタートアップが新たな地域に参入し、新しい顧客グループにリーチを広げることを支援することが可能と考えている。
▽主要な重点分野としての決済手段の提供、デジタル通貨、オープンデータ、B2B
消費者や企業からのデジタルファースト体験への期待が高まる中、2022年の第2弾スタートアップのグループは、アジア太平洋地域で最も需要のある以下の金融および技術の機会に取り組む：
＊消費者、企業、政府間の決済を簡素化および拡大し、国内および国際的な新しい決済方法を可能にすること
＊ブロックチェーンの開発・採用を通じた、デジタル通貨などの新しい革新的な決済方法の提供
＊オープンデータ環境を活用して、デジタルID、同意管理、クレジットスコアリング、リスク・不正管理の分野で高度な意思決定およびスコアリング機能を促進
＊新しいクレジットモデル、後払い決済、ロイヤリティソリューションを通じて差別化されパーソナライズされたショッピング体験を提供
＊信用引受ソリューションを合理化し、サプライチェーン管理のためのモバイルファーストソリューションを開発することにより、ビジネスのデジタル化を加速
▽スタートアップの事業拡大を支援
Visaは2020年12月、アジア太平洋地域でAccelerator Programを導入した。第1弾からのスタートアップには、金融ソフトウエアとソリューションを提供するフィンテックであるBrankas、定期的決済と支出を容易にするサブスクリプション管理プラットフォームのCurlec、オムニチャネル受け入れプラットフォームのDigitSecure、リアルタイム決済用のオープンソースプラットフォームのModusBox、中小企業向けのネオバンキングプラットフォームであるOpenなどがある。スタートアップは、地域全体の何百ものVisaのクライアントとパートナーへの製品説明を行い、（https://visaapnews.asia/post/663008362809720833/five-new-digital-payments-solutions-showcased-at?linkId=132758437）活動を締めくくった。
▽プログラムへの参加
プログラムは2022年4月中旬に開始予定で、参加募集は2021年11月3日に開始し、2022年1月9日に終了する。Visa Accelerator Programは、アジア太平洋地域のスタートアップコミュニティー向けのVisaの幅広いプラットフォームとアクティビティの新しい側面である。Visa Accelerator Programは、国際的拡大の支援に特に注力しているため、シリーズA以上のスタートアップであり、アジア太平洋地域の成長と地域での既存の事業に長期的に取り組み、市場で検証され、実証されているソリューションを持つスタートアップに最適である。申し込み方法などの詳細については、https://www.visa.com.sg/apaccelerator を参照。
▽Visa Inc.について
Visaは、電子決済の世界的リーダーです。Visaのミッションは、最も革新的で信頼性が高く安全な決済ネットワークで世界を結び、個人や企業、そして経済の繁栄に貢献することです。Visaが保有する最先端のグローバルな プロセシングネットワークであるVisaNetは、毎秒65,000件を超す取引を処理することができ、世界中に安全かつ信頼のおける電子決済を提供します。デバイスにかかわらず、誰でもどこでも利用できるデジタル・コマースの急速な発展を目指し、Visaは常にイノベーションの追求に邁進しています。世界がアナログからデジタルに移行しつつある今、Visaは自社のブランド、商品、人材、ネットワーク、および企業スケールを活かして商取引の未来を形作っていきます。詳しくは、https://usa.visa.com/about-visa/our_business.html （英語サイト）またはwww.visa.co.jp（ 日本語サイト）をご覧ください。
参照 - Visa Accelerator Programの第1弾参加者（2021年）からの発言引用
BrankasのTodd Schweitzer共同創設者兼最高経営責任者（CEO）
「銀行のパートナーと共に当社の製品を市場に実際に提供できたのが、プログラムのハイライでした。VisaはBrankasと協力しながら新製品を立ち上げるなど、行動指向アプローチをしてくれました」
CurlecのZac Liew共同創立者兼CEO
「Visaでの当社の経験は比類のないものでした。彼らの規模を考慮すると、われわれとこの速度で取り組むことができることは、あらゆる予想を超えました」
DigitSecureのSeshu Kulkarni CEO
「製品と市場に関するVisaの知見、エグゼクティブメンターシップ、および技術的専門知識は、DigitSecureの機能をさらに強化し、市場参入戦略を強化し、ブランド認知度を高め、新しいクライアントへの扉を開く助けとなりました」
ModusBoxのSteve Haley経済開発部長
「Visaチームからは信じられないほど多大な貢献を受けました。彼らは当社のためにアジア太平洋地域全体で技術から開発に至るまでのリソースを動員してくれました」
OpenのAnish Achuthan共同創設者兼CEO
「東南アジアへの参入には2－3年かかるはずでしたが、Visaの献身的な市場開拓サポート、ソリューションおよびクライアントとの製品ポジショニングに対する計画的なアプローチのおかげで、6カ月以内で参入することができました」
