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HAI ROBOTICSがCeMAT Asia 2021で3つの新製品を発表し、倉庫自動化の新開地を開拓

HAI ROBOTICS
2021-10-29 20:34 1772

【深セン(中国)2021年10月29日PR Newswire】今回の3つの新製品の発表は、HAI ROBOTICSが、倉庫効率を高めたより広い保管アプリケーションシナリオに向けた革新の新たな段階をリードする新時代の到来を予感させる。

倉庫物流向けの自律型ケースハンドリングロボティクス(ACR)システムのグローバルリーダーであるHAI ROBOTICS(https://www.hairobotics.com/en/home/index)は、10月26日に上海で開催されたCeMAT Asia Expoで3つの新製品を発表し、自動倉庫技術の未開拓分野を進展させた。これらの新製品は、イントラロジスティクス分野において、より高い保管密度と柔軟性が求められる障壁を解消するのに役立つ。

A HAIPICK A3 fork-lifting ACR in picking operation for tires at CeMAT Asia 2021 in Shanghai on October 26.
A HAIPICK A3 fork-lifting ACR in picking operation for tires at CeMAT Asia 2021 in Shanghai on October 26.

同社は、地域最大のイントラロジスティクスフェアであるCeMAT Asiaで、HAIPICK ACRロボットの製品ファミリーを出展した。これには、HAIPICK A3フォークリフティングACRとA42-FWフレキシブルワイドACRの2新製品と、収納高を10メートルに更新したA42TテレスコピックACRの新製品が含まれている。

HAIPICK A3ロボットは、箱詰めされていない商品をより広く保管するために、フォークリフティングピッキング設計を採用している。その設計は、クランプピッキングを採用していた従来のHAIPICKロボットと大きく異なり、より大きな収納可能性とラックスペースの有効利用を実現した。タイヤやトレー、底からフォークで持ち上げられる板など、コンテナを必要としない商品を、より高いピッキング効率で簡単に扱うことができるようになった。A3ロボットはSLAMナビゲーション技術を採用しており、マンマシン混在のより多くの現場作業が可能になる。また、粉塵や静電気、公害への厳しい制御を必要とする環境にも適合する。

HAIPICK A42-FWロボットの第2の新製品は、より高い収納密度を目指している。荷物の大きさに合わせて柔軟に調整できるフォークを備え、異なるサイズのトートやカートンのピッキングやハンドリングを可能にする。

A HIPICK A42-FW flexible-width ACR picks cartons and totes of different sizes at CeMAT Asia 2021 in Shanghai on October 26.
A HIPICK A42-FW flexible-width ACR picks cartons and totes of different sizes at CeMAT Asia 2021 in Shanghai on October 26.

倉庫スペースの活用はどんなに強調されてもされすぎではなく、A42-FWはこうした点からも絶対的な存在だ。筐体の幅は、一般的な通路の幅1000ミリよりも狭い900ミリのため、保管密度を5%向上させることができる。また、ピック高は最下段までが190ミリあり、収納密度をさらに6%向上させることができる。さらに、フォークで感知したサイズに応じて収納場所を動的に調整することができ、収納場所を20%増やすことが可能だ。

HAI ROBOTICSは、HAIPICKの新型ロボットの発表に合わせて、HAIPICK ACRの動作を制御するインテリジェントな頭脳であるHAIQの新バージョンも発表した。新HAIQは、Kivaロボット、スラムロボット、コンベヤーベルトなど、あらゆる機器とのシームレスな連携を実現する。様々な業界のユーザーに導入され、豊富な成功したプロジェクト経験を持つ最新のHAIQは、スムーズで最適な倉庫運用を可能にする。

HAI ROBOTICSのRichie Chen創設者兼最高経営責任者(CEO)は「2015年に世界初のACRシステムを発表して以来、当社は、ピッキング高さの向上、フレキシブルなピッキングアーム、細身のロボットボディー、ソフトウエアシステム(HAIQ)の改善を中心に、製品やソリューションを継続的にアップデートしてきた。これは、Eコマースの受注処理の負担を背景に、保管密度の向上、トートとカートンの混在ピッキング、保管場所の増加などの要求に対応するためだ」と述べた。

HAI ROBOTICSは、世界中で300を超えるプロジェクトを実施している。また、ACR技術をアップデートして、より良いユーザー体験を提供したいと考えている。この3つの新製品の誕生は、市場に対する鋭い認識と、「既成概念」にとらわれない思考から生まれた。

▽HAI ROBOTICSについて

自律型ケースハンドリング(ACR)システムの先駆者であるHAI ROBOTICSは、ロボット技術とAIアルゴリズムを通じた、効率的でインテリジェント、柔軟でカスタマイズされた倉庫自動化ソリューションの提供に取り組んでいる。同社は、各工場や物流倉庫の価値創造を目指している。

HAIPICK ACRシステムは、2015年に独自開発した世界初のシステムである。同社は、中国・東莞に1万8000平方メートルの工場を持ち、年間1万台のロボットを生産している。

2016年、中国の深センに本社を創設したHAI ROBOTICSは香港特別行政区、日本、シンガポール、米国、オランダに5つの子会社を設立し、30超の国・地域の顧客にサービスを提供している。現在、1000人超のスタッフを擁し、その50%以上がエンジニアである。同社は、ポジショニング、ロボット制御、倉庫管理などの中核的知的財産について600を超えるグローバル特許を取得している。2021年に実施した最新のCラウンドとDラウンドの資金調達では、合計2億米ドル超を調達した。

 

 

ソース: HAI ROBOTICS