【台北2021年10月27日PR Newswire=共同通信JBN】IoT/エンベデッドコンピューティングテクノロジーで世界をリードするプロバイダー、Kontron(コントロン)は第11世代インテル(R)Core(TM)U-Seriesプロセッサー(Tiger Lake UP3)で動作する3.5インチ・シングルボードコンピューター3.5"-SBC-TGLを発売、システム開発者がスマートリテール、産業オートメーション、スマートシティー、医療、同様のIoT/AIoTアプリケーション向けの低レイテンシーでグラフィック集中型のAI対応エンベデッドシステムを開発することを支援する。
▽ネイティブAI機能
このプロセッサーと統合された次世代Iris(R)Xe Graphicsプロセッシングユニットで駆動する強化されたコンピューティングおよびグラフィック性能に加え、3.5"-SBC-TGLはビジョンベースのインテリジェンスをシステムに追加しようとする開発者にネイティブAI機能を提供する。この統合されたGPUは、高度な並行ワークロードをプログラムするために最大96の実行ユニットに対処することができ、内蔵のインテル(R)ディープラーニング・ブーストはAIワークロードの加速を支援する。すなわち、3.5"-SBC-TGLは追加の専用グラフィックスカードなしで十分な推論パフォーマンスを提供することができる。これによって、インテグレーションのコスト、電力消費、熱出力、空間要求を軽減することができる。
▽8K UHDサポート
さらに、3.5"-SBC-TGLはI/Oパネルに2つのDisplayPortコネクターを備え、毎秒60フレームで、ラグ・コマ落ち・スタッタリングが事実上皆無な8Kビデオ出力チャンネル最大2基をサポートする。あるいは、ボード間コネクターから2つの追加DisplayPortコネクターを通じて4つのパラレルDisplayPortシグナルを出力し、毎秒60フレームの4Kビデオを再生できる。
▽より高速なネットワーキング
GbE LANポートに加え、3.5"-SBC-TGLは別の2.5 GbE LANポートを提供し、高まるブロードバンドネットワーキングのニーズに応える。一部改良した3.5"-SBC-TGLは、インテル(R)Time Coordinate ComputingとTime-Sensitive Networkingをサポートし、システム内部とシステム間で信頼性が極めて高い低レイテンシーネットワーキングを実現する。
▽大きなスケーラビリティーと多様なアプリケーション
追加のI/Oないしは機能拡大向けの基盤対基盤コネクターに加え、3.5"-SBC-TGLは12ワットから28ワットの設定可能なTDPをサポートする。この柔軟性によって、システムは使用される冷却方法と目標とされるアプリケーションに応じた設計が可能となる。この基盤は商用・産業用向けの動作温度をサポートし、家庭用から商用、過酷な産業環境までのさまざまなアプリケーションに組み込み可能である。
3.5"-SBC-TGLの詳細はウェブサイトhttps://www.kontron.com/en/products/3.5--sbc-tgl/p160182 を参照。
▽Kontronについて
テクノロジーグループS&Tの一部であるKontronは、IoT、Industry 4.0向けの信頼できる最先端エンベデッドテクノロジーに基づくセキュアで革新的なハードウエア、ミドルウエア、サービスを提供している。詳細はウェブサイトwww.kontron.com を参照するか、電話+886-2-2799-2789、電子メールSalesAsia@kontron.com で問い合わせを。