【青島（中国）2013年8月6日PRN＝共同JBN】ドイツ家電メーカーのLoeweは7月31日の株主総会で、高級TV市場の拡大を目指すLoeweを支援するため、ハイセンス（Hisense）が最新のTVパネルおよびスマートTVソフトウエア技術をLoeweに提供すると発表した。Loeweは前途有望なアジア市場に近く参入する計画である。これに対しLoeweは西欧地域の優れた流通網をハイセンスに提供する。
このニュースを受けて、Loeweの株価は30%上昇した。
1923年に創設されたLoeweは、テレビ、ブルーレイ・プレーヤー、オーディオセット、コンピューターシェアリング技術を製造、販売し、高品質でよく知られたドイツの一流老舗ブランドである。しかし欧州のLCD市場はマイナス成長を示し、その結果Loeweの業績も落ち込んだ。
ハイセンスのリン・ラン副社長はLoeweが海外市場に保有する流通網を称賛した。同副社長は「ハイセンスとLoeweの戦略提携は両社にとって利益をもたらし、当社にとってはUHDTVなど最新技術に基づいて欧州で市場シェアを獲得することに役立つ」と語った。
欧州はハイセンスの世界展開にとって戦略的地域である。研究開発（R&D）、製造を含む革新的な協力モデルに加え、販売・流通網の多様なネットワークへのアクセスを構築することは、欧州市場に足掛かりを築くハイセンスの総合的戦略の一環である。
ハイセンス・グループの今年前半の売上高は前年比22%増の454億元（約74億米ドル）を達成し、収益は同20%増で好調な成長の勢いを保っている。
ソース：Hisense Group
