【ソウル(韓国)、ワシントン2021年10月20日PR Newswire=共同通信JBN】韓国の玩具コンテンツ企業Choirock Contents Company Co., Ltd.(Jong-il Choi最高経営責任者=CEO)が所有する独自・特許技術で開発された玩具ブランドMecardは、カナダの世界的玩具企業Spin Master Ltd.が提訴した米国での控訴審でも勝訴した。この勝利は両社間の一連の世界的特許紛争を終わらせそうである。
米国連邦巡回高等裁判所は2021年10月12日、Choirockが当事者系レビュー(IPR)で異議を申し立てたSpin Masterが保有する3件の「爆丸(Bakugan)」特許のすべてを無効とした米国特許庁審判部(PTAB)の最終審決書を支持した。PTABと連邦高裁はいずれも、Spin Masterの特許を無効とするChoirockに同意した。
Spin Masterは2018年、米玩具企業マテル(Mattel, Inc.)に対し、Mecard玩具がSpin Masterの「爆丸」特許を侵害しているとして、米国、カナダ、オーストラリアなどで訴訟を起こした。マテルはChoirockのライセンスを受けて、これらの国々でMecard玩具を販売していた。「爆丸」特許を無効としたPTABの審決にもかかわらず、Spin Masterはこれを不服として連邦高裁に控訴し、Mecardの国際市場参入を妨害し続けた。Spin MasterのChoirockに対する長引く訴訟は長年、ChoirockのMecard事業を妨害し、Choirockに莫大な弁護費用の負担をもたらした。
米国での勝訴に加え、Choirockは中国や欧州でSpin Masterとの他の国際的特許紛争のすべてで勝利してきた。イタリアの裁判所と中国最高裁判所はそれぞれ、Spin Masterの欧州連合(EU)特許は特許性がない、Mecard玩具はSpin Masterの中国特許を侵害していないと裁定した。これらの判決は事実上、中国とEUでの両社の法廷闘争を終わらせるものである。米国での最近の連邦高裁判決は、以前に開発され、あるいは知られていた玩具技術の組み合わせにすぎないとして、Spin Masterの「爆丸」特許には特許性がないことを再確認した。
Choirockの世界的玩具事業に対するSpin Masterの妨害の排除に成功し、Mecardブランドは今後、最新商品MecardBallの投入で玩具コンテンツ市場での優位をさらに確実にしそうだ。韓国で人気のある伝統的なビー玉ゲームにヒントを得たMecardBallは、ハイテク技術を利用し、車がビー玉を捕らえると車からロボットに変身する玩具。MecardBallはTurningMecardの成功を続けている。
ChoirockはMecardブランドに関連する知的財産権を所有している。Choirockは「最近の米国の控訴審勝訴により、Spin Masterが引き起こした法的障壁のすべてを成功裏に克服した。Mecardは『韓国で最も売れている玩具』(Korea Record Institute認定)と認められ、多様な商品ラインがある。玩具業界ですでに注目されているMecardBallの登場により、同社は世界市場でのMecardの発売計画を加速し、業界の前向きの対応が見込まれる」と発表した。
Netflixでストリーミング配信される韓国の伝統的な遊び文化とゲームを世界に紹介したドラマシリーズ「Squid Game」のように、同社はMecardブランドが韓国の伝統的な遊び文化とゲームの世界への普及に寄与するよう期待する。Mecardブランドは創業以来、韓国の遊び文化とゲームを利用しているという意味で「Squid Game」に似ている。