【ムンバイ(インド)2021年10月19日PRNewswire =共同通信JBN】
*UPLは世界最大級のバイオソリューションの製造・供給企業。アグリビジネスで世界5位
*Chr. Hansenは2万8000株以上の世界最大規模のバクテリア群を保有する
*消費者が持続可能な食料システムを求める中で、バイオソリューション市場は2025年には100憶ドル規模に拡大(注1)。
持続可能な農業とOpenAg(TM)で世界をリードする大手企業のUPL Ltd.(「UPL(ユーピーエル)」)(NSE: UPL、BSE: 512070)は、国際的なバイオサイエンス企業のChr. Hansen(クリスチャン・ハンセン)と、微生物を基にしたバイオソリューション(バイオ刺激剤やバイオ農薬を含む)を開発し、世界中の栽培者が病害虫と戦って作物の品質と収穫量を高めるのを助ける長期戦略提携を発表した。
この提携を通してUPLは、国際的存在感を生かして研究を行い、農業者の難問に対処する機会と製品コンセプトを見つけ出す。これらの知見から、Chr. Hansenは自社の微生物処理能力に基づいて生物製剤を設計し、UPLは幅広い世界販売網を通してその製剤を登録し商業化する。
UPLは世界最大のバイオソリューションの製造および供給企業で、UPLの自然・生物学由来の農業材料・技術の包括的資産を守るための新しい国際事業ユニットNPP(Natural Plant Protection)を今年立ち上げた。
UPLのVicente Gongora最高マーケティング責任者は次のように述べた:
「バイオソリューションはわが社の世界目標の中核で、食料システムと農業者、そしてわれわれの環境のために、持続可能性を見直す働きをする。今年に入ってのNPP設立を足掛かりに、製品と技術の一層の拡大と、より多くの農業社会への新たな持続可能ソリューションの提供へ向け、Chr. Hansenと提携したことを誇らしく思う」
「わが社の供給網と研究開発(R&D)施設にChr. Hansen独自の微生物に関する経験と専門技術を組み合わせると、世界中の農業者と持続可能農業に物事を一新する力強いチャンスがもたらされる。われわれが将来開発するバイオロジカルなソリューションについてもっと多くのニュースの共有できることを期待し、共にレガシーを築くことに喜んでいる」
Chr. HansenのKim Christensenプラントヘルス担当副社長は次のように述べた:
「UPLはバイオソリューションの優れた世界的供給企業だ。それにChr. Hansenの高度な研究開発イノベーションや、独自のバクテリアを生む特別な微生物機能と能力を加えると、市場へもっと早く出せる、的を絞ったより良い製品になる。この提携は、より良い世界を自然に育てるというわが社の2025年戦略で重要な一歩である。提携は本質において、農業者の利益を第一に考えた製品パイプラインを確立することが目的だ」
UPLとChr. Hansenの提携は既に、世界中の農業者に関係する数件のプロジェクトを確定し、世界の農業者が作物の病害と戦って収穫を増やせるために、すべての主要作物向けの製品パイプラインを開発することを目指している。両社は2022年以内に最初の製品登録を開始する見通しだ。
(注1)バイオコントロールとバイオスティミュラントの市場の価値