【シンガポール2021年10月18日PR Newswire=共同通信JBN】Data Center First Pte Ltdは18日、インドネシア・バタム島のノングサ・デジタルパーク(Nongsa Digital Park)で、初の30MWデータセンタープロジェクトを開始すると発表した。新しいデータセンターであるNongsa Oneは、Uptime Tier III標準向けに設計および建設され、2023年末までに完成する予定だ。
Data Center Firstは、バタム島でプレゼンスを確立するための初の国際的なデータセンターオペレーターだ。より開放的で競争力のあるインドネシアの通信業界が牽引する同国のインターネットユーザーの需要の高まりが、外国から同国への投資を呼び込み続ける。Data Center FirstによるNongsa One DCキャンパスへの4000万米ドルの投資の第1段階は、ノングサとシンガポール間のコネクティビティーと「digital bridge(デジタルの架け橋)」の強化を支援する。
インドネシアのアイルランガ・ハルタルト経済調整相は「Data Center First Pte Ltdによるこの30MWのデータセンタープロジェクトに心から感謝し、4000万米ドルの第1段階の開始を歓迎する。この1つのプロジェクトが起爆剤となり、ノングサ・デジタルパークに対する最大合計3億米ドルの外国直接投資につながると推定される。大きな乗数効果を生み出すことで地域経済を活性化でき、インドネシアのデジタル変革を加速する」と述べた。
シンガポールのガン・キムヨン貿易産業相は「Data Center FirstによるNongsa Oneプロジェクトの立ち上げを歓迎する。Nongsa Oneは、技術とITサービス、さらにデータセンターの成長ハブとしてのノングサの地位を強化するだろう。Data Center Firstの投資は、シンガポールを拠点とするデータセンター事業者がキャパシティーを拡大し、東南アジアで急増するデータセンターサービスの需要を取り込むためのニアショアリングモデルの可能性を強調する。シンガポールは、インドネシアとの緊密な協力を継続し、ノングサのデータセンター産業の発展を支援することを楽しみにしている」と述べた。
ノングサ・デジタルパークのMike Wiluan最高経営責任者(CEO)は「ノングサ・デジタルパークで成長する既存のデジタル企業エコシステムに、Data Center First Pte Ltdの30MWデータセンターを迎え入れることを光栄に思う。ノングサ経済特区での最初のデータセンター開発となるこの最先端のインフラストラクチャーは、インドネシアのデジタル化ロードマップへの『Digital Bridge』としての役割を確認する一方、クラス最高の人材と主要なグローバルインフラストラクチャーパートナーの両方を引き付けるというNDPの取り組みを示している。Data Center First Pte Ltdとのこのコラボレーションを楽しみにしている。これは間違いなく、より多くの外国投資の触媒となり、インドネシアの全体的なデジタル経済成長をサポートするだろう」と述べた。
Nongsa Oneはノングサ・デジタルパーク経済特区にある27万6600平方フィートの区画に設置される。この30MWのキャンパスのDC用の独自の設計は、敷地内の2つの建物の電力需要をNongsa Oneが独立して調整できるようになるという発電所コンセプトだ。この新しい発電所の設計は、すべてのData Center Firstのキャンパスプロジェクトのための機能の特徴となるだろう。Nongsa Oneは、2つの独立した電力経路によってNongsa One発電所に接続する環状の配電網の中にある2つの独立したPLN変電所から電力供給を確保してきた。
ネットワークニュートラルなデータセンターとして、Data Center Firstはこれまで、3つの海底プロバイダー、2つの国際ネットワークサービスプロバイダー、さらにData Center FirstのNongsa Oneでノングサ・デジタルパークを介してシンガポールとジャカルタを結ぶ2つのビジネスISPからのコネクティビティーを確保してきた。
Data Center FirstのKa Vin Wong最高責任者は、「Nongsa Oneがノングサ・デジタルパークに到着した。そして当社はシンガポールとインドネシアのためのデジタルの未来のこの大胆なビジョンにとっての新たな交差点になることをうれしく思う。このことは、この新しいビジネスの交差点において独立したサービスを提供している当社の成長中の顧客コミュニティーがあってこそ可能になった。通信サービスプロバイダー、クラウドインフラストラクチャープロバイダー、Eコマースサービスプロバイダーから、当社に引き続き関心が寄せられている。市場に当社を知ってもらい、当社の成長するコミュニティーの一員になってもらうことを非常に楽しみにしている」と述べた。
Nongsa Oneがノングサ・デジタルパークに到着したことで、デジタル企業はこの世界クラスのインフラを利用して、現在展開しているデジタル資産を自然災害から守ることができる。ノングサ・デジタルパークは、インドネシアの急成長するデジタル経済を守るために、災害の影響を受けない場所としての完璧な代替案を提供する。ノングサからシンガポールとジャカルタの両方に接続する、複数の通信サービスプロバイダーから利用できる膨大な数の海底ファイバーにより、ノングサ・デジタルパークは、インドネシアから効率的にデータを取り込んだり引き出したりする必要がある顧客にとって最も効果的なイングレス・エグレスネットワークポイントになる。Nongsa Oneを備えたノングサ・デジタルパークは、シンガポール政府とインドネシア政府が共同で定義したDigital Bridge構想を真に具現化するものだ。Data Center Firstは、このビジョンの実行においてリーダーシップを発揮できることを楽しみにしている。
▽Data Center First Pte Ltdについて
2021年創設のData Center Firstはシンガポールに本社を置く、業界のベテランと新規参入者のミックスが所有するデータセンター開発・運営会社だ。エッジデータセンターキャンパスを展開し、世界中の同社の顧客がデジタル経済の需要に対応することを可能にする。同社の製品とサービスに関する詳細は情報については、www.datacenterfirst.com を参照するか、LinkedInでフォローを。
▽メディア問い合わせ先
添付画像リンク:
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(画像説明:NONGSA ONE-建物の全体像)