ボルテックス・エナジー、イグニスと提携
6億2500万ユーロを投じ、グローバルで意欲的な
再生可能エネルギー計画に資金を提供
マドリード, 2021年10月6日 /PRNewswire/ --
※本プレスリリースは、2021年10月4日にマドリードで発表されたプレスリリースの和訳です。
EFGエルメスのプライベートエクイティ部門が運営する世界的な再生可能エネルギー・プラットフォームのボルテックス・エナジーは、スペインの独立系統合再生可能エネルギー事業者であるイグニス・グループ(Ignis Group)の親会社であるイグニス・エナジー・ホールディングス(Ignis Energy Holdings)と正式契約を締結しました。
ボルテックス・エナジーは、新たに立ち上げたファンド「ボルテックス・エナジーIV」および共同投資家を通じて、イグニスに6億2500万ユーロを超える資本注入を一定の条件の下、今後数年間にわたって行います。これにより、イグニスは成長計画に資金を投入し、スペインやその他地域で完全に統合された再生可能IPP(独立系発電事業者)への転換をはかることが可能となります。
ボルテックス・エナジーからの出資により、イグニスは開発するプロジェクトの所有権や運営権を拡大することができます。
イグニスの創業者でありCEOを務めるAntonio Sieiraは、次のように述べています。「ボルテックス・エナジーは、当社のビジョンに賛同し、イグニスの可能性を最大限に引き出すことに尽力してくれる素晴らしいパートナーです。イグニスの経営陣は、成長と変革に向けた新たなステージでボルテックス・エナジーと協力できることを楽しみにしています」
ボルテックス・エナジーのCEOであるKarim Moussaは、次のように述べています。「イグニスには並外れたチームがあり、今後数年間で国際的な再生可能IPPを創設するという先見性のある計画を有しています。ボルテックス・エナジーはイグニスの目標達成を支援し、その大きな価値創造の可能性を実現するために取り組んでいく所存です」
この取引は、スペインの規制当局の承認と一定の前提条件のもとに行われます。
当案件に関して、ボルテックス・エナジーは、SantanderとRoyal Bank of Canadaより財務関連の助言を、Watson Farley Williamsより法務関連の助言を受けました。イグニスは、Citiより財務の助言を、Cuatrecasasより法務に関する助言を受けました。
ボルテックスについて
ボルテックス・エナジーは、EFGエルメスのプライベートエクイティ部門がスポンサーとなり、ルクセンブルグを拠点とするBeaufort Investmentsを通じて、世界的に再生可能エネルギー投資を行うための投資プラットフォームとして2014年に設立されました。Beaufort Investmentsとその関連会社は、世界的なインフラストラクチャーと再生可能エネルギーに幅広い経験を持つ、インフラストラクチャーとプライベートエクイティの専門家15名からなるチームで構成され、ボルテックス・エナジーのすべての投資や取り組みを管理しています。
2020年末時点で、ボルテックスは、英国、スペイン、フランス、ポルトガル、ベルギーにまたがる822MWの欧州の風力および太陽光発電資産のポートフォリオを、約13億ユーロの様々な投資を通じて統合、管理、最適化、売却しています。現在、ボルテックスではロンドンにフルオペレーションが可能な資産管理チームを置き、アブダビの金融センター(ADGM)に新しいオフィスを構え、投資チームを配置しています。
詳細は www.vortexenergy.ae をご覧ください。
EFGエルメスについて
現在、4大陸13カ国で事業を展開するEFGエルメスは、エジプトで誕生し、37年間にわたる成功を経て、新興市場やフロンティア市場にアクセスできる大手金融サービス企業へと成長を遂げました。優れた実績と5,500人を超える優秀な従業員を擁し、投資銀行業務、資産運用、証券仲介、リサーチ、プライベートエクイティなど、幅広い金融サービスを中東・北アフリカ(MENA)地域全般で提供しています。
2015年、EFGエルメスは、マイクロファイナンス、リース、ファクタリング、BNPL(Buy-Now Pay-Later)、住宅ローン、保険などのノンバンク金融分野の活動を網羅する「ノンバンク金融機関(NBFI)プラットフォーム」を立ち上げました。これは、商品の多様化とMENA域外への事業拡大という2つの柱に焦点を当てた同社の戦略に沿ったもので、パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、ケニア、ナイジェリア、英国、米国に拠点を設けています。
EFGエルメスに関する詳細は、www.efghermes.com をご覧ください。
将来の見通しに関する記述に関する注意
本プレスリリースでは、EFGエルメスは、経営陣の期待、戦略的目標、成長機会、事業見通しに関する記述を含む、将来の見通しに関する記述を行う場合があります。これらの将来の見通しに関する記述は、歴史的事実ではなく、将来の事象に関するEFGエルメスの信念を示したものに過ぎません。これらの事象の多くは、その性質上、本質的に不確実であり、経営陣の制御できる範囲を超えたものであり、特に、金融市場の変動、現在および潜在的な競合他社がとる行動およびイニシアティブ、一般的な経済状況、現在・未決・将来の法律・規制・規制措置の影響を含みます。したがって、読者の皆様におかれましては、将来の見通しに関する記述を過度に信用されないようお願いいたします。これらの記述は、その作成日においてのみ有効です。
イグニスについて
イグニスは、開発から運営、エネルギーサービスまでのバリューチェーンに関わる統合再生エネルギーのグループです。2015年の設立以来、イグニスは、スペインで約14GWの太陽光・風力プロジェクト、欧州、北米、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域で約8GWもの一連の開発に携わってきました。2020年、イグニスはトタルエナジーズにスペインの太陽光発電プロジェクト(3.3GW)の売却を発表しました。
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1653312/Vortex_Energy.jpg?p=medium600