【上海2013年7月11日PRN=共同JBN】第一回China Shanghai International Children's Book Fair(中国上海国際童書展、CCBF)は11月7-9日に上海マート展覧会場で開催され、最初の2日間は「取引限定」となり、一般公開は3日目の9日になる予定。このCCBFはリード・エグジビション(Reed Exhibitions)が単独で主催し、国家新聞出版広播電影電視総局(General Administration of Press and Publication, Radio, Film and Television)が後援し、ゼロ歳児から16歳までを対象とした著作権に関わる取引、出版、印刷、コンテンツ/書籍の流通を専門とする展示会である。
中国は16歳以下の人口が2億3000万人以上で、これら児童を対象とした中国の出版部門は50億米ドルにのぼり、うち3億4000万米ドルはライセンシングからの収入で、中国出版業界で最速の成長部門になっている。2011年から2012年までに児童出版物の部数は35%増加し、中国出版業界の総販売数の20%はこのセグメントからとなっている。
リード・エグジビションのシニア・プロジェクトマネジャーであるランディー・ワン氏は「中国の若い夫婦による購買力は極めて大きい。70%が毎月書籍を購入している」と語った。中国の児童向けコンテンツの90%が輸入品であり、同氏はさらに「中国最大のオンライン書籍小売業であるDangdang.comの統計によると、児童向け書籍のベストセラーのうち2012年の80%、2011年の90%は輸入品である。両親と子供は輸入書籍を好むことがはっきりしているが、中国の教育関係者は新しい中国産の教材が極めて必要になっているとの考えを表明している」と述べた。
ワン氏はさらに「CCBFは『国境の無いコンテンツ(Content Without Borders)』をテーマにしており、中国と海外の業界運営者間により親密な相互交流を提供する。出展者とビジターはオリジナル出版物、デジタルコンテンツ書籍、電子書籍、教育ソフトウエアその他の教育関連商品を目にすることになる。上海でこのイベントは開催されることには意味がある。上海は中国最大の出版ハブであり文化の中心である」と語った。
アジア太平洋における現在の著作権取引は、世界の児童書市場の20%にのぼる。
中国市場の70%を占める中国の大手出版社は、CCBFへの参加を約束している。とはいえこの展示会は国際色豊かである。例えばShanghai New Title Showcaseは、CCBFとCombined Book Exhibit両者のコラボレーションになる。Combined Book Exhibitのジョン・マリノウスキー社長は「今回の展示会は、出版者に中国の児童書市場を探求するうえで役立つ低コストの手段を提供するので、出版社は自らの出版物を世界で最も活発な著作権購入市場の中心にすえることになる」と指摘した。
リードは中国との2者間著作権取引を提供するため、LBF、BEA、TIBF、Bienal do Livro Sao Paulo、Salon du Livreを含む国際的イベントでの成果を通じて得た専門知識を活用する。リードはまた、参加者が業界チェーンのあらゆる取引段階の専門家に直接接触できるよう努力する。
別のイベントもCCBF開催と並行して開催される。これらには、The International Children's Book Publishing Summit、The Best Children's Book Award、The International Children's Publication Copyright Trade Summit、the International Promotion of Chinese Children's Literature Author Workshopsなどが含まれる。これらの関連イベントは参加者に彼らの事業促進、市場でのブランド強調、ネットワークと正確な情報源へのチャンスを提供する。
CCBFはまた著者、翻訳者、イラストレーターとの面談の機会を提供する。参加企業はイベント3日目に展示会場での販売を通じて中国市場参入を探求することもできる。この展示会は、出版専門家や熱心な若い読者が必ず魅了する児童書および関連商品を力強く紹介する場となる。
▽問い合わせ先
Jennifer Wang
T: +86 10 5933 9366
E: Jennifer.wang@reedexpo.com.cn
ソース:Reed Exhibitions (China) Co., Ltd.