【メルボルン(オーストリア)2021年9月17日PR Newswire=共同通信JBN】イルミナ(Illumina, Inc.)(NASDAQ: ILMN)は15日、韓国のNational Project of Bio Big Data(バイオビッグデータ国家プロジェクト)がこのほど、2028年までに健康とゲノムデータに関する国立デジタルライブラリーを設立する取り組みの第2パイロットプロジェクトでイルミナの技術を選定したと発表した。
複数の省庁にまたがるこのプロジェクトは、保健福祉省、通商産業資源省、科学技術情報通信省、韓国疾病対策局によって管轄されている。第2パイロットは引き続き、イルミナの高処理能力DNAシーケンス装置NovaSeq(TM))6000、とDRAGEN(TM)Bio-IT Platform 解析装置を活用する。
1万のゲノムのデータベースを確立し、第1パイロットプロジェクトで準備を整えた後、Macrogen、Theragen、DNA Link、Lab Genomics から成るコンソーシアムが、イルミナの次世代シーケンス(NGS)プラットフォームの総合的な優位性が際立った競争評価プロセスを経て再び選定された。
第2パイロットプロジェクトは希少疾患の韓国人患者から提供された1万2500のDNAサンプルの遺伝子構造を解析する。
MacrogenのSukang lee最高経営責任者(CEO)は「全ゲノムシーケンスは希少疾患を持った患者の遺伝情報を特定して解析するための有力なツールであり、数年もかかる可能性のある診断のための長い検査に終止符を打つことを手助けできる。われわれはこうした重要な研究を可能にするイルミナのパートナーシップに感謝している」と語った。
イルミナのGretchen Weightman副社長兼アジア・日本担当ゼネラルマネジャーは、イルミナが今後も業界をリードするゲノム技術と専門知識をもたらし、韓国人のゲノムへの新たな知見を明らかにするシーケンス構造、データインフラストラクチャー、解析ツールを展開していくと説明した。
Weightman氏は「われわれはパートナーと引き続き協力し、韓国人のために将来の医療を加速して医療技術と治療法の発展に貢献できることを喜んでいる」と語った。
結果のデータは今後1年にわたってイルミナが支援するコンソーシアムによって活用され、韓国の医療技術を進展させ、将来の公衆衛生を向上させるため、100万人の韓国人の遺伝子の解析と比較を行うメインプロジェクトに向けた準備を整える。
▽ILLUMINAについて
イルミナ(Illumina)はゲノムの力を解き放つことによりヒトの健康を向上させている。革新に重点を置いたことで、われわれはDNAシーケンスとアレイベース技術の世界的リーダーとして地位を確立し、研究、臨床、応用市場で顧客にサービスを提供している。当社の製品はライフサイエンス、腫瘍学、リプロダクティブヘルス(生殖に関する健康)、農業、その他の新規分野で応用されている。詳細はwww.illumina.com を参照。また
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