【成都(中国)2020年9月17日PR Newswire=共同通信JBN】中国南西部・四川省の成都・青白江区は「一帯一路」構想と地域経済開発への支援で目覚ましい成果を上げてきた。それは成都国際鉄道港(Chengdu International Railway Port)を最大限に活用することによって達成された。
2013年の操業開始後、鉄道港から出発するChina-Europe (Chengdu) Railway Express(中国-欧州(成都)鉄道急行)は、現在、中国のライバルの多くを凌駕している。このことは成都を中国内陸部で開放の最前線に置いている。
この鉄道港は、欧州、モンゴル、ロシア、日本、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)に接続する成都中心の国際鉄道網を構築している。
鉄道港を出発する列車は、ポーランドのウッチ、ドイツのニュルンベルクなど海外の65都市と、中国の20都市を通る。
今年の前半、成都ルートは2800本以上の貨物列車を送り出した。
中国-欧州貨物列車サービス(中欧班列)は、その高い効率性と安定性により、世界市場をつなぐ主要チャネルとして認識されており、これまで以上に多くの多国籍企業に利益をもたらしている。
広東省恵州に拠点を置く家電メーカーTCL Technology Groupは2016年以来、生産能力の一部を成都に移転し、中国-欧州貨物列車を通じて製品を欧州に供給している。TCLは2020年、欧州への製品輸送用に週平均2本の貨物列車をチャーターした。これは年間で合計4000を超える製品コンテナに相当する。
先月時点で、四川に本拠を置くメーカーのChanghong Groupは、今年欧州向けに冷蔵庫や液晶テレビ部品などスマート家電を運ぶ列車を4本チャーターした。同社は月に1〜2本の列車で輸送する頻度を維持している。
6月25日、中国を代表するテレビメーカーKonka Groupのテレビ製品初荷は、中国-欧州貨物列車経由で欧州に輸送された。輸出は20万台以上と推定され、今年下半期の総生産額は1億元以上に達する見込み。
成都ルートは2020年、1507億元相当の商品を中国内外に輸送し、四川省の対外貿易を大幅に促進した。
成都国際鉄道港の次の焦点は、主要な陸港としての役割を強化し、国際的なサプライチェーンを改善することである。