【上海2021年8月31日PR Newswire=共同通信JBN】
*絵画が中国オペラに出会うとき:アーティストZhu Gangの物語
「あらゆる中国オペラ絵画は、中国の物語を代表するアーティストの心からの献身である」。2021年8月30日、Shanghai Association of Art Museums(上海美術館協会)会長兼Fine Arts College of Shanghai Institute of Visual Arts(上海視覚芸術学院)学院長で、著名なオペラ絵画アーティストのZhu Gang教授は、初めての個人ドキュメンタリーを世界に披露した。ドキュメンタリーはZhu Gang氏の40年近いオペラ画家としてのキャリアに焦点を当て、中国オペラに関わる物語を伝えている。
オペラ登場人物の絵画は、中国絵画の中で特異なアート類である。アーティストは現場で観察しながら、オペラ公演の登場人物と場面を絵画に記録する。オペラ公演の一瞬を捉えることによって、中国オペラの物語が生き生きと表現される。
生まれながらのアーティストとして上海で育ったZhu Gang氏は、幼いころから有名な中国画家でアート教育者のMeng Guang氏の下で絵画を勉強した。アーティスト人生では長年、中国オペラに含まれる伝統的な中国文化を表現するため、中国オペラと近代絵画の統合を追求してきた。彼の作品の中では「Lady Zhaojun Departs the Frontier(昭君出塞)」「Drunken Consort(貴妃醉酒)」「Farewell My Concubine(さらば、わが愛/覇王別姫)」などの歴史物語が絵画の主役になることが多い。
Zhu Gang教授の作品は絵画スキルに関し、簡潔な描画、フリーハンドの筆遣いのような中国画法の特徴を総合的に使用し、強い個性を持つオペラ絵画のスタイルを形成している。すなわち、滑らかなブラシとインク、シンプルでクリーンな画像、エレガントなインクと色彩の絶妙な組み合わせである。絵画の哲学的精神の観点から、Zhu Gang教授は作品に空白を多用し、絵画の外の感情を最も鮮やかに描いている。
Zhu Gang教授はスキルに加えて「ハート」を強調する。「中国オペラ絵画には数百年の歴史があり、作品の永続的魅力を保つため、アーティストは心を込めて描くことが求められる」という。数十年に及ぶ彼の作品は、創意工夫の最高の注釈である。