【ソウル(韓国)2021年8月26日PR Newswire】
* 曲面を自由に清掃できる世界唯一のロボット。米国を含む16カ国で30件超の特許を登録
* 政府のプロジェクト統括会社に選ばれ、「船体に付着した有機体の処理技術開発」を開始
* 「海事産業の環境配慮に貢献している」と最も脚光を浴びている海事中小企業のキム ユ シク 最高経営責任者(CEO)
「当社は、経済的で環境に配慮した水中ロボット清掃システムを世界で初めて商品化した」。設立の翌年には産業通商資源省からメカニック分野の新技術代表認定を受けるなど、キム ユ シク CEO率いるTas Globalは確かな技術力を発揮している。
Tas Globalの船体清掃ロボットは、船体の喫水線より下に強力かつソフトに密着する。曲面上を自由に動きながら清掃できる唯一のロボットである。このロボットは、様々なセンサーと全方向を向いた8台のカメラで操作される。ロボット本体の重量は200kgだが、浮力を維持することでスムーズに動く。Tas Globalが自社開発したポータブルろ過システムをロボット本体に付けることで、微生物や微粒子を3段階で浄化できる。
▽政府の「船体付着有機体処理技術開発」プロジェクトの統括会社に選定
世界初かつ最高の技術を有するTas Globalは創業8年後の今年、政府プロジェクトの統括会社に選ばれた。
同社は、海洋水産省の国策課題「きれいな海、豊かな漁場」遂行のための研究プロジェクト「船体に付着した有機体の処理技術開発」のスーパーバイザーに選ばれた。
5年間で163億ウォンが投じられる同プロジェクトには、Korea Research Institute of Ships & Ocean Engineering(KRISO)、韓国船級協会(KR)、韓国海洋水産開発院(KMI)、韓国化学試験研究院(KTR)、韓国造船海洋資機材研究院(KOMERI)、Snsys、Proxy Healthcare、Safetech Researchなどの諸機関が共同で参加した。
委託機関は韓国海洋大学校、昌原大学校、啓明大学校で、受益機関はHMMである。
さらに、国際海事機関(IMO)、国連開発計画(UNDP)、地球環境ファシリティ(GEF)が新技術を利用した水中船舶清掃に関する国際条約を共同で策定、3年以内に成立させる予定で、本任務の成果はこれまで以上に重要になっている。
これに先立ち、Tas Globalは環境に配慮した同社のロボット技術を国際標準とするため、IMOの国際業界団体GloFouling Partnerships Projectに東アジアから初めて加盟した。
同国際条約が成立すれば、海運会社は、船体の水面下に付着した有機体を除去し、一定レベル(若干の海藻)以下の状態に保たなければならなくなる。
Tas Globalは、船体の表面に密着して滑らずに動くロボット技術を開発・商品化した唯一の企業として、最も競争力があると評価されている。同社は、米国や欧州など16カ国で30件を超える特許を登録した。
▽作業ダイバーの安全最優先で「環境に配慮した船体清掃基準を策定」
Tas Globalは、作業ダイバーの安全に配慮している。ロボットは広範囲での定型的作業に使用されるが、水中での修理では狭い範囲で不定型作業が行われる。そのため、ダイバーはもっぱら正確さが求められる作業を行うことになる。
Tas Globalは、ダイビング機材の安全性確保だけでなく、労働安全衛生法で定められた人員構成を補完する社内安全指針を策定した。また、高価な作業用ダイビング機器の調達に継続的に投資することで、これまで安全性に対する意識が低かった韓国の作業用ダイビングシステムの正常化も目指している。
こうした技術力をベースに、Tas Globalは2020年、HMMとロボットによる船舶の水中清掃とダイビング作業に関する契約を締結、今日まで継続している。Tas Globalは、CMA CGMやInchcapeなどの国際的な大手海運会社とも緊密に協力している。
キム ユ シク CEOは「当社は、海運業界の環境への配慮にプラスになるよう、経済的で環境に配慮した世界最高水準の水中ロボット清掃システムを完成させた。Tas Globalは今後も、環境に配慮した水中船舶清掃の基準を提供することで、海運業界の発展に貢献していく」と語った。
Angela
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