【北京2021年7月23日PR Newswire=共同通信JBN】2019年8月に中国(上海)自由貿易試験区(China(Shanghai)Pilot Free Trade Zone(FTZ))に加えられた新区である臨港新エリア(Lin-gang Special Area)は包括的かつ高水準の開放にまい進している。
2021年7月15日に上海で開催された第12回Symposium on Chinese Scholars and Shanghai Development in the 21st Centuryの写真
設立以来、この特別地域は、開放を推進するために投資・貿易自由化を中心とする規則体系の構築に重点を置いてきた。
今後、臨港新エリアはどこへ向かっていくのか? 上海で15日に開催された第12回Symposium on Chinese Scholars and Shanghai Development in the 21st Century(中国の学者と21世紀の上海の発展に関するシンポジウム)に出席した専門家はおおむね、この特別地区は、より影響力があり競争力のある特別経済区を構築するために開放を拡大し、ストレステストを強化し続けるとの見方だった。Shanghai Chinese Overseas Friendship Associationと Shanghai Overseas Returned Scholars Associationが共同で組織した同シンポジウムは、臨港新エリアの未来を描くことに注力している。
中国共産党上海市委員会常務委員で臨港新エリア管理委員会の副マネジングディレクターであるZhu Zhisong氏は、第14次5ヵ年計画の期間(2021-2025年)に、臨港新エリアはグローバルな協力と競争への参加を強化するため、改革開放の試験地域としての役割を最大限に利用すると語った。
党上海市委員会統一戦線工作部長で常務委員のZheng Gangmiao氏は、新エリア支援を向上させるため、より多くの人材とリソースが国内外から集められると明言した。
第1弾の革新的事業方式の申請、革新的プログラムと事業の開始と並行して、新エリアは国内外の要素市場をより高い効率で接続する。
Shanghai Municipal Financial Regulatory Bureau(上海市金融監督局)のXie Dong局長は、これまで臨港新エリアは、優良企業向けのクロスボーダー人民元決済の促進、国内取引金融資産のクロスボーダー送金、およびワンオフ対外債務登録など一連の金融イノベーション措置を試験的に実施してきたと紹介した。
臨港新エリアは本格的なテクノロジー主導産業の開発も重視した。現在、チップの設計、装置と素材、製造、第3世代半導体、パッケージング、検査をカバーする集積回路産業チェーンが同地域で基本的に形になっている。
原文リンク:https://en.imsilkroad.com/p/322739.html
ソース:Xinhua Silk Road