【シンガポール2021年7月13日PR Newswire】
持続可能なエネルギーソリューションの世界的プロバイダーであるVestas (以下、ベスタス /デンマークオーフス、CEO:ヘンリック・アンダーセン)は、株式会社グリーンパワーインベストメント(以下、「GPI」)のグループ会社である合同会社グリーンパワー住田遠野(東京都、2017年11月設立)より、風力発電所「住田遠野ウインドファーム」の建設に向け、113MWの受注を獲得ました。非常に複雑な山岳地となる今回のプロジェクトの受注により、ベスタスは、業界を牽引する設置能力、プロジェクト管理能力、および技術力を駆使し、あらゆる条件下において建設現場固有のソリューションを提供できることが示されました。
2022年12月末の運転開始を目指しているこの風力発電所は、岩手県の複雑な山岳地に位置しており、ベスタスはこのプロジェクトに向けてカスタマイズしたタワーソリューションを開発し、同建設現場における輸送、風況、地震荷重の厳しい条件にも対応しました。このタワーは、日本国内の4MW以上の風力タービンの中で最も高いハブ高を誇り、より高速で安定した風速域において新たな風力資源を生み出すことができます。またベスタスのV117-4.2MWタービン27基の供給と据付作業の監督員派遣が含まれており、27基のうち23基は114mタワーに、残り4基は94mタワーに設置されます。
また、GPIは、2004年から日本で再生可能エネルギープロジェクトの開発・建設・運営に注力している米国のパターンエナジーグループ(Pattern Energy Group LP)の日本におけるパートナーであり、ベスタスとGPIにとって今回が初めての協業となります。
ベスタスのアジアパシフィックにおけるプレジデント兼CEO、パーヴィン・パテル(Purvin Patel)は、「日本でのこの画期的な受注においてGPIと提携できたことを大変嬉しく思います。今回の受注は、今後も日本のネットゼロ目標に貢献するという姿勢を示すとともに、お客様に最適なソリューションを構築する当社の能力を実証するものです」と述べています。
またGPIの代表取締役社長、坂木満氏は、「このプロジェクトが着工に至ったのは、さまざまな関係者や地方自治体の継続的な支援やチームワークに加えて、ベスタスの多大なる協力があってこそのものです。困難な課題にともに取り組み尽力してくれたベスタスに感謝申し上げるとともに、日本の持続可能なエネルギー導入目標達成に向けて、風力発電産業をより高いレベルに押し上げるために、今後も長期的に協働していけることを期待しています」と述べています。
ベスタスは、同風力発電所向けに複数年のAOM 5000(Active Output Management 5000)サービス契約を締結し、発電量ベースの稼働率を保証することで最適化されたパフォーマンスと長期的なビジネスケースをお客様に確実に提供してまいります。
タービンの納入は2022年第1四半期に開始し、試運転は2022年第4四半期を予定しています。
■ベスタスについて
ベスタスは、持続可能なエネルギーソリューションに関するエネルギー業界のグローバルパートナーです。世界中で陸上および洋上風力発電設備の設計、製造、設置を含めたさまざまなサービスを提供しています。これまで世界84カ国、136GW以上の風力発電設備を設置し、最も多くの実績を上げています。業界をリードするスマートデータ機能と、117GWを超える圧倒的な数の風力タービンを稼働させ、データを利用した風力資源の分析、予測、活用により、ベストインクラスの風力発電ソリューションを提供しています。ベスタスの29,000人を超える従業員は、明るい未来を実現するために、お客様と共に持続可能なエネルギーソリューションを世界中にもたらしています。
ベスタスは20年以上前に日本市場に参入し、現在稼働中の風力発電設備は630MWを超えています。また、昨年、ベスタスと三菱重工株式会社は、日本で陸上および洋上風力タービンを共同で販売するために、新たな合弁会社「MHIベスタスジャパン株式会社」(東京都千代田区)の設立に合意し、本年2月より営業を開始しました。再生可能エネルギー分野でのグローバルなパートナーシップを拡大し、陸上および洋上風力発電設備の販売を共に進めていく予定です。ベスタスは、日本の市場規模の拡大とコスト競争力が伴えば、アジア地域向けサプライチェーンおよび生産の一部についても、日本での確立を図ることを視野に入れています。
●ベスタスに関する最新の画像や動画は、下記のURLよりダウンロードできます。
https://www.vestas.com/en/media/images
またベスタスの詳細については、当社ウェブサイトwww.vestas.comのほか、以下のソーシャルメディア・チャンネルをご参照ください。
■株式会社グリーンパワーインベストメントについて
グリーンパワーインベストメントは、2004年の創業より一貫して再生可能エネルギー事業の運営、建設、開発に取り組んでいます。創業者である現会長の堀俊夫氏は、日本の再生可能エネルギー業界の形成に尽力した先駆け的存在であり、その経営陣や開発チームは、長年にわたり国内外のさまざまな関係者との協業を通じて、数多くの事業において成功を収めています。さらに2015年には、日本の再生可能エネルギーへの深い理解に加え、地域社会の関与を通じた地域開発のビジョンを共有するパターンエナジーグループ(Pattern Energy Group)とパートナーとなり、同社の長年の知見やネットワークを有効に活用できる体制を共に構築しました。
日本政府の方針である再生可能エネルギー主力電源化の切り札として注目される洋上風力発電については、早くも2007年より取り組みを開始しました。北海道石狩湾新港内での事業(112MW)は、日本における洋上風力のリーディングプロジェクトとして、2023年の完成に向け既に建設を開始しています。これにより同社は、地方での洋上風力発電の経験を積み、日本でいち早く洋上風力発電に着手したデベロッパーとしての地位を確立しました。また、国内最大の陸上風力発電所「ウィンドファームつがる(121MW)」を竣工し、2020年春に運転を開始しました。地域の文化的価値を守り、地域の強みとなるようなエネルギーづくりに取り組んでいます。
同社は、思想や価値観を共有する仲間と共に、地域の人々とのコミュニケーションを大切にしながら、より高い持続可能性を有する社会への転換を実現していきます。
株式会社グリーンパワーインベストメントの詳細については、こちらをご覧ください。
https://greenpower.co.jp/
(日本語リリース:クライアント提供)