【プリンストン(米ニュージャージー州)2021年7月8日PR Newswire=共同通信JBN】大塚ファーマシューティカルD&C Inc.(Otsuka Pharmaceutical Development & Commercialization Inc.)(「大塚」)は8日、行動保健学の世界最大のリアルワールドエビデンス(実世界の証拠、RWE)プラットフォームを構築する世界的なデータ科学・デジタルヘルス企業Holmusk Inc.(「Holmusk」)と3年間の共同事業に合意した。
大塚とHolmuskは共同で、多様なリアルワールドのデータソースに関して独自の分析と人工知能(AI)を利用し、満たされない患者ニーズとリアルワールドの結果に対する理解を深めることに取り組む。これらの識見は大塚のポートフォリオ全体に適用でき、患者の生活を改善する潜在性がある。新たな共同事業は年間最大400万ドル相当で、2020年に行動保健学のリアルワールドの結果の調査を始めた既存の関係を拡大するものである。
大塚ファーマシューティカルD&C Inc.のChristoph Koenen執行副社長兼最高医学責任者(CMO)(医学博士)は「Holmuskはリアルワールドエビデンスの世界的リーダーで、行動保健学の独自のデータ資産を所有している。この共同事業は複雑な慢性疾患を抱える人々に奉仕する大塚の能力を強化する。これは、リアルワールドエビデンスを利用し、患者の転帰の改善を目指して臨床開発を向上させる大塚の探究の次の段階となる。協力に期待している」と語った。
HolmuskのNawal Roy創業者兼最高経営責任者(CEO)は「大塚との共同事業を非常に喜んでいる。行動健康状態が悪い患者を助ける彼らのコミットメントと熱意は、当社の使命と一致する。これらの取り組みを導くため彼らが提供する専門知識により、適切な問題に的を絞り、当社のデジタル資産と分析資産を最大限に活用できる」と述べた。
共同事業の一環として、大塚の関連会社の大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd.(「OPEL」)は、英国を拠点とするOtsuka Health Solutions(OHS)のデジタル資産をHolmuskに譲渡した。OHSは、予測分析を通じて精神衛生サービスの提供を改善する。
大塚のSahil Kirpekar事業開発部長(医学博士)は「大塚は精神衛生支援にコミットし続け、この共同事業により当社はHolmuskの将来の成功に関与する。このことは、英国の事業者によるケアの提供を強化し続けるだろう」と述べた。英国でのOtsuka Health Solutionsの資産の譲渡で、Fraser Financeが大塚の顧問を務めた。
▽大塚について
大塚製薬株式会社は「大塚の人々は、世界中の健康向上のために新製品を生み出す」を企業理念とする世界的なヘルスケア企業である。大塚は、満たされていない医療ニーズに応える医薬品や日常の健康維持のための栄養補助食品を中心に、革新的な商品の研究・開発・製造・販売をしている。
製薬業界では、大塚は精神、腎臓、心臓血管の困難な分野のリーダーであり、腫瘍や、重要な世界的公衆衛生問題である結核などの対処が不十分な複数の疾患に関する他の研究プログラムもある。これらの取り組みは、大塚が本質でいかに「大ベンチャー」企業であり、そのすべてに若々しい創造性の精神を傾けているかを示す。
大塚は1973年に米国でプレゼンスを確立し、現在、米国の関連会社には大塚ファーマシューティカルD&C Inc.(Otsuka Pharmaceutical Development & Commercialization Inc.、OPDC)と大塚アメリカファーマシューティカルInc.(Otsuka America Pharmaceutical, Inc.、OAPI)が含まれる。米国のこれら2社の1700人の従業員は、満たされていない医療ニーズに対応するため、最先端技術を利用して精神衛生、腎臓病、心臓病の分野で医薬品を開発、商品化している。
OPDCとOAPIは、日本の東京に本社がある大塚ホールディングス株式会社の子会社である大塚製薬株式会社の間接子会社である。大塚グループは全世界で4万7000人の従業員を擁し、2020年の連結売上高は約133億米ドルだった。
大塚の物語はすべて、あまり使われていない道を進むことで始まる。米国の大塚の詳細はwww.otsuka-us.com を参照、または、LinkedInとTwitterの@OtsukaUSにアクセスを。大塚製薬株式会社のグローバルウェブサイトはwww.otsuka.co.jp/en/ を参照。
▽Holmuskについて
Holmuskは、リアルワールドエビデンスとデジタルイノベーションによる行動保健学の再発明と生活の変革を使命としている。シンガポールとニューヨークに本社を置くHolmuskは、行動保健学の研究、イノベーション、ケアを前進させる証拠を生み出し、デジタルソリューションを構築している。
Holmuskの主力商品であるNeuroBluは、シームレスな分析ツールを使用してリアルワールドデータ(RWD)を統合し、ユーザーが行動保健学の変革を推進する実用的な識見を生み出せるようにする。NeuroBluは、業界をリードし、継続的に成長している行動保健臨床データセットを利用しており、56万人超の患者と2000万件超の接触に関する20年以上のデータがある。Holmuskは、高度な独自の分析を利用、自然言語処理と行動保健学のために特別に設計された予測疾患モデルを使用してデータを充実させる。Holmuskは、患者の関与を強化し、疾患の自己管理をサポートし、患者から報告された結果を捕捉して臨床上の意思決定と分析を導く強力なデジタルソリューションで、データと分析の提供を強化している。詳細はwww.holmusk.com を参照。
ソース:Holmusk