【深セン（中国）2021年6月18日PR Newswire＝共同通信JBN】ファーウェイ（Huawei、華為技術）のBetter World Summit for 5G + ARで、ファーウェイのキャリアBGのBob Cai最高マーケティング責任者（CMO）は「5G + AR, Turning Dreams into Reality（5G + ARが夢を実現）」と題する基調講演を行った。Cai氏は、5GはARのスイッチをオンにし、ARが5Gをライトアップすると語った。同氏は「AR Insight and Application Practice White Paper（ARインサイトおよびアプリケーション実践のホワイトペーパー）」をリリースし、デバイス、アプリケーション、ネットワーキングに関するインサイトをAR業界に提供すると発表した。Cai氏は業界全体が盛況な5G + ARエコシステムに向けて協力するよう呼び掛けた。
講演するファーウェイのキャリアBGのBob Cai最高マーケティング責任者（CMO）
▽ARは新しいフロンティアを生み出す
ファーウェイおよび第3者のデータは、AR市場が2025年までに3000億米ドル相当になると予測している。Cai氏は「ARはまず、教育、ソーシャルネットワーキング、ショッピング、トラベリング&ナビゲーション、ゲーミングの5つの重点業界で大規模に導入される。ARは物理的な世界とデジタル世界のコンバージェンスを真の意味で実現し、夢を実現する」と語った。
▽ARはコミュニケーションを効率化する
今回のイベントで、Cai氏はファーウェイが用いたARのケーススタディを共有した。COVID-19のため、世界中の顧客はファーウェイを実際に訪問できないため、ファーウェイはARを利用して、その主力の製品およびソリューションをオンラインでデモンストレーションし、コミュニケーションをさらに効率的にする。ファーウェイはまた、ARを使用して5G基地局の迅速な設置を実現し、設置の効率性を大幅に向上させる。
▽ファーウェイはARを簡略化する
このイベントで、Cai氏はファーウェイがどのようにしてARを「プロデュース」するかデモンストレーションした。ファーウェイのAir Photoは独自のアルゴリズムを使用して、2D写真をデジタル3Dモデルに変換し、AR 3Dキャラクターモデリングを大幅に簡略化する。Cai氏はまた、モバイルデバイス向けのAR開発プラットフォームであるHuawei AR Engineも紹介した。Huawei AR Engineを使って、開発者は10行のコードを書くだけでAR効果を生み出し、ARアプリケーション開発の効率を大幅に向上させる。
▽業界全体は協力し、5G + ARエコシステムを構築すべきである
知名度が高い多数のゲストが今回のイベントに出席し、基調講演を行った。この中にはShenzhen Communication Management BureauのディレクターHe Chengjian、Strategy AnalyticsのエグゼクティブディレクターのDavid MacQueen、Shenzhen TV Stationのチーフプロデューサーの Huang He氏、RealMax最高経営責任者（CEO）のWei Rongjie、meleapのCEOである福田浩士、HADO China Region代表のLiang Jinhao、Shenzhen AR AssociationエグゼクティブディレクターのFu Jieら各氏がいる。彼らは最新のAR使用事例と、ARの将来動向に関する考えを共有した。
He Chengjian氏によると、深センは5G SAカバレッジを擁する世界初の都市である。ARが代表するICTサービスは、工業生産、eコマース、不動産、室内装飾、カルチャー、スポーツ、ツーリズム、ヘルスケア、教育など、幅広い業界で採用される可能性を秘めている。ARアプリケーションはデジタルトランスフォーメーションの主要エンジンになっており、今後は生産方法や生活様式を根本的に変えることになる。
基調講演を行うShenzhen Communication Management Bureauのディレクター、He Chengjian氏
Cai氏は講演を締めくくるにあたり「速く行きたいならひとりで行け。遠くへ行きたいならみんなで行け。ARの開発には、業界全体が協力し、豊かな5G + ARバリューチェーンを生み出す必要がある。ARと5Gは適切な時に結びついた。5GはARのスイッチをオンにし、ARが5Gをライトアップする」と語った。
AR Insight and Application Practice White Paperは以下のウェブサイトからダウンロードできる。
