ジュネーブ, 2021年6月16日 /PRNewswire/ --
*Temenosは、ソシエテ・ジェネラルの決済・現金管理活動に、欧州とアジアの口座管理用の統合されたクラウドネイティブ・プラットフォーム、およびアジアの企業・金融機関顧客向け決済サービスを提供する
*次世代プラットフォームにより、ソシエテ・ジェネラルは迅速に革新し、差別化されたサービスを提供して、グローバルな企業顧客の進化するニーズに対応することができる
*Temenosにより、ソシエテ・ジェネラルは決済メッセージングにISO 20022を採用し、複数の法域にわたる国際的決済スキームに準拠する
バンキングソフトウエア企業Temenos(SIX:TEMN)は16日、総資産で欧州最大級の銀行であるソシエテ・ジェネラルが欧州とアジアでのグローバル銀行取引活動の口座管理と決済システムを近代化するためTemenosを選択したと発表した。
グローバル銀行取引は大規模な事業である。マッキンゼーによると、この部門は毎年1兆ドルの収益を生み出しており、すべてのグローバルな銀行収益の40%を占めている。
ソシエテ・ジェネラルはこの部門のグローバルリーダーであり、企業と機関投資家の運用と日常取引のニーズに対応するための包括的かつ統合された幅広いサービスを提供している。
Temenosのアジャイルなテクノロジープラットフォームは、顧客の期待と競争環境を再形成するテクノロジー革命を前にして、ソシエテ・ジェネラルがデジタルファーストの経験を備えた洗練されたコーポレートバンキング商品とサービスを提供し、時代の先を行くことを可能にする。
ソシエテ・ジェネラルは戦略的変革計画の一環として、欧州とアジアの13カ国で既存のレガシーシステムをTemenosのクラウドネイティブ・バンキングプラットフォームに置き換え、新しい差別化されたグローバル銀行取引サービスを提供し、成長を促進する。
ソシエテ・ジェネラルは、Temenos Transactの豊富なコーポレートバンキング機能を活用し、追加的機能を備えた商品とサービスの提供を強化することを狙い、クライアントのニーズをより適切に満たし、将来の主要な成長分野として特定されたセグメントをサポートすることの両方を目指している。
Temenos Paymentsは、アジアのすべての国での金融取引に決済エンジンを提供する。この次世代プラットフォームにより、ソシエテ・ジェネラルの国際的事業体は、国内的、国際的にISO20022に対応できるようになる。同行はさまざまなメッセージまたはファイル形式で、外部か内部の任意のチャネルからの決済をすべてリアルタイムで処理するアジリティーと柔軟性の恩恵を受ける。
Temenosのクラウドネイティブテクノロジーにより、ソシエテ・ジェネラルはデータセンターないしクラウドでTemenosソフトウエアとのハイブリッド実装を採用できるようになり、これらはすべて同じソースコードから実行される。地域を超えた口座管理と決済の統合プラットフォーム上で運用することにより、コストとリスクを削減しつつ、運用効率とアジリティーを大幅に向上させることが見込まれる。
Societe Generale Global Business & Investor SolutionsのPhilippe Morereグローバル最高情報責任者(CIO)兼副最高執行責任者(COO)は「Temenosは、将来の成長をサポートするスケーラビリティとパフォーマンスを備えたより優れた銀行業務体験を顧客にもたらす機能とアジリティーを提供する実証済みのソリューションである」
「Temenosの大きな利点は、オンプレミスないしクラウドで統合プラットフォームを運用できることであり、これにより当社のデジタルB2BプラットフォームのSG Marketsと容易に統合できるサービスが提供される。アジアに関しては、Temenosの勘定系システムと地域を超えた決済向けの統合プラットフォームは、処理効率を最適化し、銀行取引クライアントのサービスイノベーションの強化をサポートする」。
TemenosのMax Chuard最高経営責任者(CEO)は「このような一流のティアワン銀行と提携し、デジタルトランスフォーメーションを加速することを誇りに思う。TemenosのクラウドネイティブかつAPIファーストのテクノロジーにより、銀行はグローバルな銀行取引クライアントの進化するニーズに対応するため、スピード、簡便さ、効率性で革新することができる。この戦略的近代化により、銀行のテクノロジーインフラが将来にわたって保証され、独自のペースでクラウドに移行できるようになる。この重要なプロジェクトでソシエテ・ジェネラルに選ばれることは、銀行業務を改善する当社のテクノロジーリーダーシップと共通のビジョンを示している」と語った。
TemenosのアーキテクチャーはオープンAPIベースである。これにより、決済から現金管理までコーポレートバンクの機能的なビジネスライン全体にデータが流れるようになり、システムと新しいビジネスモデルの統合による効率化と総所有コスト削減が可能になる。ForresterはTemenosの投資とイノベーションを評価し、同プラットフォームを2020年第3四半期のForrester Wave(TM):Digital Banking Processing Platforms (Corporate Banking) のリーダーに選んだ。Temenos Paymentsはまた、IDC MarketScape for Worldwide Integrated Payment Platforms(https://www.temenos.com/insights/white-papers-reports/idc-marketscape-worldwide-integrated-payment-platforms-2019-2020-vendor-assessment/)のリーダー、およびIBS Intelligence Sales League Table (https://www.temenos.com/news/2021/06/14/ibs-recognizes-temenos-as-the-1-best-selling-banking-software-in-nine-categories-more-than-any-other-technology-provider/)で最も売れた決済システムの3年連続の首位となった。
▽Temenosについて
Temenos AG(SIX:TEMN)はバンキングソフトウエアの世界的リーダーである。上位50行中の41行を含む世界で3000を超える銀行が、12億以上の銀行顧客の日々の取引と顧客とのやり取りの両方の処理でTemenosを頼りにしている。Temenosは、クラウドネイティブでクラウドアゴニスティックな、AI主導のフロントオフィス、勘定系システム、決済、資金管理ソフトウエアを提供し、銀行がスムーズなオムニチャネルの顧客体験を提供し、卓越した業務を実現できるようにしている。
Temenosソフトウエアは、成績トップのクライアントが業界平均の半分の26.8%というコスト収益率と、業界平均の3倍の29%という株主資本利益率を達成するのを可能にしたことが証明されている。これらのクライアントはIT予算の51%を成長とイノベーションあるいは保守に投資しているが、これは業界平均の2倍で、銀行のIT投資がビジネスに具体的な価値を付加していることを証明している。
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