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イーゴリ・セチン氏がSPIEFのGlobal Energy Transformation Panelで基調講演

Rosneft
2021-06-07 16:59 1416

【モスクワ2021年6月7日PR Newswire=共同通信JBN】ロスネフチ(Rosneft)のイーゴリ・セチン(Igor Sechin)最高経営責任者(CEO)は第24回St. Petersburg International Economic Forum(サンクトペテルブルク国際経済フォーラム)のエネルギーパネル「Transformation of the Global Energy Sector(世界エネルギー部門の変革)」で基調講演した。 

ロスネフチが後援するこの行事にはBPのBernard Looney CEO、エクソンモービル(ExxonMobil)のNeil Chapman上級副社長、CNPCとPetroChinaのDai Houliang会長、OGCI Oil & Gas Climate Initiative(石油・天然ガス気候イニシアチブ)のRobert Dudley会長、ONGC VideshのAlok Kumar Guptaマネージングディレクター兼CEO、その他の業界代表が出席した。

ロスネフチCEOはパンデミックの状況での世界経済を詳しく分析し、世界的不安定のリスクに対する市場参加者の過小評価にエネルギーパネルの注意を促した。

予防接種の拡大と世界経済へのパンデミックの影響縮小により、石油需要は回復し、それに備える必要があると、イーゴリ・セチン氏は報告で述べた。

ロスネフチCEOは、エネルギー需要は拡大し続け、ウイルス疾患の新たな波はこの過程を減速させられるだけで、止めることはできないと述べた。しかし、石油供給の長期的安定は投資不足のため危険な状態にある。これは、多くの利害関係者による石油部門投資の全面停止要求と、メジャーによる配当金拡大と自社株買い戻しを通じた株主価値と株主還元の増加目標の両方に起因する。

この結果、石油・天然ガスの埋蔵量増加は過去数年で歴史的最低となり、一定の資源不足がかねてから予測されている。「この傾向は世界的メジャーの"新常態"となり、資源ベースの枯渇という結果になるかもしれない。世界は石油・天然ガスの深刻な不足に直面する恐れがある」とイーゴリ・セチン氏は語った。

同氏によると、均衡のとれたエネルギー開発の土台は、あらゆる種類のエネルギー源の健全で市場基盤の競争であるべきで、環境への最小の影響で消費者に汚染のない手ごろなエネルギーを確実に安定供給することである。

メジャーによる石油・天然ガス生産の縮小は、太陽光・風力エネルギーの不十分な市場供給とともに、新たな買収・合併の波につながり得る。メジャーは統合再編により、エネルギー変革への投資を拡大して競争力を強化し、投資先としての魅力を向上させることができると、ロスネフチCEOは述べた。

TrafiguraのJeremy Weir会長兼CEOは「エネルギー不足の可能性は景気回復の大きな障害になりうる」と語った。

ロスネフチCEOは、Vostok Oilのプロジェクトを投資界が称賛したことを想起させた。

TrafiguraのJeremy Weir会長兼CEOは「石油生産への投資は、既存の埋蔵量の復活には程遠く、枯渇しつつあるところまで低下している。この意味で、最大の大陸石油・天然ガス生産プロジェクトであるVostok Oilへのロスネフチの投資は特に重要である。Trafiguraとしては、その一部であることは喜ばしく光栄である。Vostok Oilはすでに、今後数年の需要となる低コスト、低炭素、上質な石油を生産している。ロスネフチは二酸化炭素排出量の削減を計画しており、これは間違いなくVostok Oil生産への需要を保証する」とも語った。

ロスネフチは最高の環境基準に沿って、第1級の石油・天然ガスプロジェクトの多くを石油換算1バレル=2.6米ドルの低生産コストで実行している。

イーゴリ・セチン氏は「当社はサクセスストーリーを共有する用意があり、ベストプラクティスを備えた東西のパートナー、設備・サービス事業者を歓迎する」と述べた。

ソース: Rosneft

 

 

ソース: Rosneft
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