【北京2021年5月24日PR Newswire=共同通信JBN】Society for Information Display(SID)が主催する世界的に有名なディスプレーイベント「Display Week 2021」が5月17日に開幕した。このバーチャルショーには、世界中から数多くの最先端のディスプレー技術と製品が展示された。半導体業界のグローバルリーダーであるBOEは、ADS Pro、フレキシブルOLED、ミニ/マイクロLED、革新的なテクノロジーやアプリケーションを同イベントに持ち込み、業界をリードするイノベーション能力と卓越した技術的リーダーシップを世界に示した。
BOEのGao Wenbaoエグゼクティブバイスプレジデント兼ディスプレー事業グループ最高経営責任者(CEO)は、BOEはディスプレー技術のイノベーションを絶えず追求してきたと語った。BOEは、TFT-LCDおよびフレキシブルOLEDのグローバルリーダーの地位を確保しつつ、ミニ/マイクロLEDおよびその他の最先端技術の研究開発を強化してトレンドを生み出す様々な技術や製品を発表、世界のディスプレー業界の発展を推進してきた。ディスプレーは今やわれわれの生活の一部となっており、革新的技術がディスプレーの最初のタッチポイントとして幅広い産業を支えている。BOEはディスプレーとセンシングの技術的専門知識を活用し、半導体ディスプレーを中心とするIoT戦略を深化させ、産業チェーンに連なるグローバルパートナーと協力して究極の視覚体験とよりスマートな生活体験をユーザーに提供していく。
今日、多機能、エッジツーエッジで、より薄型、省エネのディスプレーがトレンドになりつつある。Display Week 2021に展示された最新技術は、BOEの将来を見据えた予測と業界トレンドの深い洞察を正確に反映したものだった。BOEが展示した5つの分野の革新的な技術とアプリケーションは、ディスプレー業界における同社のリーダーシップをいかんなく示した。
▽ADS Proがもたらす究極のリアルなディスプレー効果
世界をリードする広視野角技術であるBOE独自のADS高硬度画面技術は、あらゆる視野角に対して最適な映像を映し出すことができる。ADS Proは、極めて高いダイナミックコントラスト比、エッジツーエッジ・ディスプレー、高リフレッシュレート、インセルなど、多くの分野で大きなブレークスルーをもたらしたADS技術をベースとする、ハイエンドLCD製品向けシステムレベル・ソリューションである。
BOEは、業界をリードするLCD技術を活用して新境地を開拓、半導体ディスプレー業界の発展をリードしてきた。開催中のショーで、BOEは数々の注目すべき革新的技術を展示した。例えば、同社のeスポーツディスプレーは、480Hzという世界最高のリフレッシュレートとスミアのないダイナミックな映像を誇り、ユーザーに高速でスムーズなゲーム体験を提供する。有機オープン量子ドット(OQD)ディスプレーは超高色域を誇り、超薄型ののぞき見防止ディスプレーはプライバシー保護と共有の切り替えを容易にした。内部構造とプロセスを最適化したエッジツーエッジ・ディスプレーは0.9mmと世界最高レベルの超薄型ベゼルを実現、最高のディスプレー対ボディ比で究極の没入型体験をユーザーに提供する。
▽OLEDはフレキシブルなだけではない
BOEは中国で初めて、フレキシブルで折りたたみ可能なOLEDディスプレーを量産、市場に投入した。巻取り式ディスプレーやアンダーディスプレーカメラと一体化したフレキシブル・フルスクリーンディスプレーなどの幅広い革新的技術を展開、ディスプレー製品の形態に無限の可能性をもたらしている。
Display Week 2021でBOEは、モジュールを薄型にして曲げ半径を小さくした巻取り式フレキシブルディスプレーを展示した。巻取ったり、引き伸ばしたりできる全く新しいパネルにより、携帯電話をタブレットにしたり、その逆にしたりが好みに合わせて簡単にできるようになり、折り目のないディスプレー効果がユーザーに素晴らしい体験を提供する。アンダーディスプレーカメラと一体化したBOEのフレキシブル・フルスクリーンディスプレーは、業界をリードする400 PPIの解像度と、100%近い最高のディスプレー対ボディ比が特長で、ユーザーに全く新しい視覚体験を提供する。加えて、BOEの低消費電力OLEDはバッテリーの長寿命化を実現、スマートウェアラブル分野でも幅広い可能性が期待できる。
Sigmaintellによると、BOEは2020年、中国のフレキシブルディスプレー市場で最大のシェアを占め、世界では第2位だった。
▽ミニ/マイクロLEDは最高のディスプレー効果を提供
BOEは、独自のアクティブ・ドライブ・アーキテクチャーと高速転写技術を背景に、半導体技術とマイクロメートルレベルの高度なパッケージング技術を駆使して、次世代のシステムレベルのLEDディスプレーソリューションを提供している。ガラス基板を使用した
BOEは、ガラス基板を用いたミニ/マイクロLEDのグローバルリーダーとして、5000以上のゾーンと100万対1レベルのコントラスト比を持つ75インチの8KミニLED製品を展示した。マイクロLEDを画素ピッチ0.9mmでガラス基板に取り付けることで、エッジツーエッジ接合が可能となり、ちらつきがなく、低消費電力、目に優しいをディスプレーが実現、ユーザーは驚くような映像体験を存分に楽しむことができる。
▽技術革新の追求に終わりはない
BOEは、ディスラプティブな次世代ディスプレー技術を搭載したアクティブマトリックス量子ドット発光ダイオード(AMQLED)ディスプレーを発売した。フォトルミネッセンス量子ドットベースのバックライトユニット(QD-BLU)と異なり、BOEのAMQLEDディスプレーはバックライトを必要とせず、量子ドットは電流の刺激を受けて自ら発光する。この技術は、同ディスプレーメーカーがエレクトロルミネッセント量子ドット分野で達成したもう1つのマイルストーンである。BOEの55インチ4K AMQLEDディスプレーは、3840×2160の解像度、90%を超えるBT.2020色域カバー率、100万対1レベルのコントラスト比が特長である。こうした強みのお陰で、同ディスプレーには大型ディスプレー分野で大きな可能性と有望な前途が待ち受けている。
▽ディスプレーを普及させる革新的アプリケーション
ディスプレーは、IoT時代における情報のやり取りの「最初のタッチポイント」かつ「主要なインターフェース」である。将来を見据えた技術開発とイノベーションを通じて、BOEは世界のディスプレー業界の「バロメーター」に浮上、技術のメリットを生活の隅々にもたらしている。
スマートキャビンに関しては、BOEのフレキシブルOLED技術は、自動車機器、中央制御パネル、テールライトに応用され、インテリジェントナビゲーション、リアビュー・イメージング、車内制御・エンターテインメントなどの機能と統合され、車の設計により多様なオプションを提供している。拡張現実(AR)ヘッドアップディスプレー(HUD)への応用は、ユーザーに直感的で使いやすい現実世界のナビゲーション体験を提供、運転の快適性と安全性を大幅に向上させる。ARとバーチャルリアリティー(VR)の分野では、超小型で応答性に優れたBOEの超高輝度製品が、世界をリードするAR/VR企業の数々に採用されている。5644 PPIという業界最高水準の解像度を誇る同社の0.39インチ・マイクロOLED AR製品は、より革新的なアプリケーションの実現に役立っている。
BOEは、幅広い革新的ディスプレー製品を世界中のユーザーに提供する一方で、インテリジェントなIoT技術で無数のアプリケーションシナリオに力を与え、驚くべき視覚体験と人々の暮らしの向上を生み出している。
SID Display Week 2021は開催中である。公式オンラインプラットフォーム(https://sid.6connex.com/event/Displayweek/en-us#!/LOCATIONKEY. )に登録、ログインして詳細を確認、BOEの未来技術がもたらす無限の可能性を実際に体験してもらいたい。
ソース:BOE Technology Group Co., Ltd.