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iXblueがKyliaおよびMuquansを買収し、ヨーロッパにおけるフォトニクス と量子技術の新たなリーダー企業を創出へ

iXblue
2021-05-21 17:38 1191

フランス、サン=ジェルマン=アン=レー, 2021年5月21日 /PRNewswire/ -- ナビゲーション、フォトニクス、宇宙・海事における自律化の各分野を手掛けるハイテク企業であるiXblueは、Kylia(光学部品・機器)およびMuquans(統合型量子計測機器)の買収を発表します。

 

Kylia manufactures miniature optical components in free space
Kylia manufactures miniature optical components in free space

 

Kyliaは2003年に設立され、ペサック(フランス、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏)およびパリに拠点を構える企業で、超精密組立技術に基づく光学部品・機器の開発・製造を行っています。Kyliaの販売製品は、光ファイバー電気通信、計測学、宇宙の各分野の工業メーカーに採用されています。

Muquansは2011年に設立され、タランス(フランス、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏)に本社を置く企業で、超高性能の計装を専門としています。同社はまた、レーザー冷却による量子制御技術の工業的規模での活用を世界で初めて行った企業でもあります。Muquansは、この画期的な科学技術に基づいた幅広いソリューションを提供しています。ソリューションには、量子重力計、原子時計、ファイバーによる周波数伝送システム、超高性能レーザーシステムなどが含まれます。

iXblueは2000年の設立で、エンジニアおよび博士号取得者350名を含む約750名の従業員を擁しています。売上高は1億5,000万ユーロで、そのうち80%を海外での売り上げが占めています。iXblueは本社をサン=ジェルマン=アン=レーに置くほか、フランス国内に9か所の事業所を有しています。同社のフォトニクス部門は、宇宙、計測・センシング、地球科学、ファイバーレーザーおよび高強度レーザー、通信および量子技術の各市場に対応するべく業務を展開しています。

iXblueにおいて、Kylia、Muquansの両社は、同社の古くからの事業であるフォトニクス事業に加わることとなります。該当する事業および事業所は、ブザンソン事業所における変調ソリューション事業、ランニオン事業所における特殊光ファイバー事業、サン=ジェルマン=アン=レー事業所における宇宙システム分野の慣性事業です。  iXblueの戦略軸であるフォトニクス事業は、これまでにも160名を超える従業員を擁し、フランス国内4か所の事業所にわたって展開しており、機器、レーザー、先進的フォトニクス部品の売上高は3,500万ユーロ超に上りますが、新法人ではこの戦略軸をさらに強化していく予定です。 

iXblueのCEOであるFabien Napolitanoは、「この合併は、iXblueの、フォトニクス市場における地位をさらに強化し、主要プレーヤーとなるという戦略を具体的に示したものです。iXblueと、Kylia、Muquans両社とが結合することで、さらに充実する科学技術のラインナップから新たなシナジーを生むことができるでしょう。この非常に豊富な技術群は、弊社がこの分野で提供する製品の核となっていくものといえます。また、この結合は、iXblueが、レーザー・光学の豊かなエコシステムの中心地であるヌーヴェル=アキテーヌ地域圏で活動を活発化していく足掛かりともなるものです」と述べています。

KyliaのCEOであるLudovic Fulopは、「この合併は、Kyliaにとって、海外展開を加速させていくためのまたとない機会です。この合併は、両社が分かち合ってきた歴史と道のりの結果としてあるものです。この途上で、両チームは、特に宇宙市場において巡り会い、互いを補完するような、アクティブで実りの多い協力をはぐくんできました。」と語ります。

MuquansのCEOであるBruno Desruelleは、次のように述べています。「我々が気付いたのは、フォトニクスの世界、iXblueの光ファイバー慣性システムと、Muquansの重力計、レーザー光源、それに原子時計との間には無数の架け橋があるということでした。この合併は、アキテーヌ光学研究所(Institut d'Optique d'Aquitaine)におけるiXblueのプレゼンスの一つの結果といえます。同研究所で5年以上にわたり近しく接してきたことで、当然の帰結として、冷却原子による量子センサーが極限計測学において持つポテンシャルについて共通のビジョンを描くことができました。」

iXblueについて

iXblueは、ナビゲーション、フォトニクス、宇宙・海事における自律化の各分野におけるハイテク機器の設計・製造を専門とするグローバルなハイテク企業です。iXblueのフォトニクス事業では、光通信、ファイバーレーザー・増幅器、ファイバーセンサー、宇宙および科学という諸分野で幅広く利用できる、特殊ファイバー、ブラッググレーティング、広帯域電気光学変調器とその制御電子回路、マイクロ波増幅器、ターンキー式の変調ソリューションの設計・製造を行っています。グループの従業員数は全世界で750名を超え、60を超える国で事業活動を展開しています。www.ixblue.com

「フォトニクスとは、光子の流れ、つまり光の発生、放射、検出、集光、伝送、変調、増幅または改変を行う科学および技術のことです。このため、フォトニクスは、照明、レーザー加工、光ファイバー電気通信をはじめ、光のあらゆる産業応用を可能にする科学技術ということができます。」

Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1513988/ixblue_kylia.jpg?p=medium600
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Logo - https://mma.prnasia.com/media2/1513987/iXblue_Logo.jpg?p=medium600

 

Quantum gravimeter developed by Muquans
Quantum gravimeter developed by Muquans

 

 

プレスコンタクト
Gwenaëlle Allaire
+33 (0)1 30 08 88 88
gwenaelle.allaire@ixblue.com

ソース: iXblue