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Cellaresが細胞療法製造最大の障害克服のため8200万ドルを調達

8VC
2021-05-06 10:44 1919

【サウスサンフランシスコ(米カリフォルニア州)2021年5月5日PR Newswire=共同通信JBN】

* Decheng CapitalとEclipse VenturesがシリーズBラウンドを主導、調達資金は総額1億ドル超に

細胞療法製造を自動化する生命科学テクノロジー企業Cellares Corporation(Cellares Corporation )は5日、シリーズBラウンドで8200万ドルを確保し、これまでの調達資金が総額1億ドルになったと発表した。本ラウンドは、新たな投資家Decheng Capitalが既存の投資家Eclipse Venturesと共同で主導した。Skyviews Life Scienceが新たな投資家として、従前からの投資家8VCも参加した。

Cellares Raises $82M To Solve The Biggest Hurdles In Cell Therapy Manufacturing
Cellares Raises $82M To Solve The Biggest Hurdles In Cell Therapy Manufacturing

今回の資金調達で、Cellaresの拡張性の高いファクトリー・イン・ア・ボックス「Cell Shuttle」の開発が加速される。Cell Shuttleは、高度に個別化された細胞療法づくりの労力と時間のかかるプロセスのエンドツーエンドの自動化を可能にする。これには、患者自身の免疫システムの細胞を改変、培養してがん細胞を攻撃させ、現在、血液がんの治療に使用されているCAR-T療法を含む。Cellaresの単一プラットフォームは前臨床開発から臨床環境への移行を容易にし、従来の製造法と比較して何年も期間を短縮、迅速かつ効率的な商業規模への拡張を可能にする。

CellaresのFabian Gerlinghaus共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は「今日、CAR-T細胞療法の恩恵を受ける可能性のある患者は45万人以上おり、その数は数年以内に数百万人に増えると予想されている(注1)。こうした治療を受けられる患者は1%に満たないが、それは拡張性の高い細胞製造技術がないためだ。今回のラウンドは、今日の細胞療法製造における最大の障害を克服するために必要な柔軟性とカスタム化を備えたハイスループットの自動化ソリューションになろうとしているCellaresの取り組みが正しいことの証しだ」と語った。

Cell Shuttleはハードウエア、ソフトウエア、ロボット工学、消耗品で構成されるモジュール式の自動化ソリューションで、患者10人分の投与量を同時に製造できる。これは機器のスループットを桁違いに向上させる最初で唯一のプラットフォームで、これによりバイオ医薬品企業は商業規模の患者需要に応えることができる。単一プラットフォーム・アプローチのお陰で、Cell Shuttleの高スループット自動化機能はコストを最大75%削減し、血管から血管までの時間として知られるアフェレーシスから商品提供までの時間を短縮し、市場投入までの期間を最大1-2年早める。

世界的に有名ながんの細胞療法のパイオニアであり、CAR-T細胞療法開発の画期的業績で最近、サンフォード・ロレーヌ十字賞を受賞したペンシルベニア大学細胞免疫療法センター所長兼免疫療法教授で、Cellares諮問委員会メンバーでもあるCarl June博士は「血液がんの細胞療法は驚異的スピードでとてつもない科学的進歩を遂げてきたが、こうした命を救う治療の提供は、製造プロセスが手作業頼りのため、重大なボトルネックに直面している。CellaresのCell Shuttleは、医薬品開発者が細胞療法を求める患者の増加に対応して規模を拡大できるようにする待望のソリューションだ」と語った。

Decheng CapitalのVictor E. Tongパートナーは「世界中で何百もの新たな細胞療法が開発中で、安定した自動化製造プロセスには、まだ活用されていない極めて大きな可能性がある。Cellaresはそれを先導しており、Dechengはこうした需要を満たすために同社の規模拡大を支援できるのを楽しみにしている」と述べた。

CellaresとCell Shuttleの詳細は、cellares.com(cellares.com )を参照。

▽Cellaresについて
Cellaresは、細胞療法製造の未来を創造し、命を救う細胞療法へのアクセスを加速させている。同社は、細胞療法製造に関する制約を克服し、より手頃な価格で、必要としている患者が広く利用できるようにするため、独自のソリューションを開発している。Cellaresの独自プラットフォームCell Shuttleがあれば、バイオ医薬品会社、学術研究センター、医薬品受託製造開発機関(CDMO)は、半自動化されてはいるもののワークフローの柔軟性に欠ける製造プラットフォームか、カスタム化はできるものの大規模製造に必要なエンドツーエンドの自動化はされていない製造プラットフォームのいずれかを選択することで妥協する必要はなくなる。PACT PharmaとFred Hutchinson Cancer Research Centerは、ユーザー調査に応じ、システム仕様への情報とCell Shuttleに関するフィードバックを提供するCellaresの早期アクセス・パートナーシッププログラムに参加して、商品の市場適合性確認に協力している。同社はカリフォルニア州サウスサンフランシスコに本社がある。詳細はwww.cellares.com を参照。

▽メディア問い合わせ先
cellares@consortpartners.com

▽事業開発問い合わせ先
BD@cellares.com

(1)Driving the next wave of innovation in CAR T-cell therapies (McKinsey ( McKinsey ) )

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Logo - https://mma.prnasia.com/media2/1503684/Cellares_Logo.jpg?p=medium600  

ソース: Cellares Corporation
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