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中国シルク博物館が伝統的な漢服を展示する第4回中国衣装フェス開催

China National Silk Museum
2021-04-26 18:03 2518

【杭州(中国)2021年4月26日PR Newswire=共同通信JBN】杭州にあるChina National Silk Museum(中国シルク博物館)は、2021年Chinese Costume Festival(中国衣装フェスティバル)、別名Hanfu Festival(漢服フェスティバル)の開幕を祝福した。「Tang Dynasty Elegance(唐王朝エレガンス)」をテーマに、4月24日、25日の2日間開催。

中国シルク博物館が伝統的な漢服を展示する第4回中国衣装フェス開催
中国シルク博物館が伝統的な漢服を展示する第4回中国衣装フェス開催

幸運なビジターは、特別衣装展ツアー、ベテラン学者のレクチャー、博物館保管室の貴重な古代織物鑑賞、コスチュームパフォーマンス、学術フォーラム、ファッションショー、手工芸品市、そしてフェスティバル全体の目玉Hanfu Evening(漢服の夕べ)など、一連のアクティビティーが盛り込まれた2日間のプログラムを楽しむことができる。

イベント開催のアイデアは当初、2018年にChina National Silk Museum館長であるZhao Feng博士の発案で、博士は「若い中国人の重要なコミュニティー向けに、活気ある文化知識と交流のハブを生み出すことが狙いだった。彼らは伝統的な中国衣装に貪欲な関心を深めている。博物館は自身を見直して、若年層のニーズに応えサービスを提供する必要があった。だから、若い世代の漢服人気がここ数年伸びていることに気づいたとき、コンセプトを実現する絶好のチャンスになった」と語った。

今年のテーマに対応して、特別衣装展は「Between East and West: Silk Costumes from the Tang Dynasty(東西の間:唐王朝のシルク衣装)」と題され、甘粛省博物館から借り受けた品々やNational Cultural Heritage Administration Key Research Base(China National Silk Museum)Textile Heritage Conservation Gansu Workstationの専門家が修復した各種シルク衣装を含め、貴重な唐王朝のシルク衣装数十点を独特の胡スタイルとともに展示した。

特に胡服と漢服を統合した唐王朝への西側文化の影響をひもとく一助として、王冠、衣装類の展示とともに、一般男女の靴、帽子、アクセサリーの豊富なイラストも備わっている。この展示は4月16日に始まり、6月25日まで続けられる。

フェスティバルで最も注目すべきアクティビティーはHanfu Eveningである。Hanfuの文字通りの意味は、中国の漢族が着ていた歴史的な衣服スタイルである。フェスティバルは今年、中国全土の7コミュニティーを招き、寸劇、ファッションショーなどのパフォーマンスを披露した。

Chinese Costume Festivalは4年連続の開催で、毎年中国史の特定の王朝に焦点を当てているが、昨年はパンデミックのため特別なオンラインフェスティバルになった。主催者はイニシアチブが大成功を収めたとしている。フェスティバルが伝統中国衣装の愛好家に向けた祝祭になる一方、学問交流の学術プラットフォームとしても役立っているためである。フェスティバルはまた、中国有数の斬新な博物館として2019年にChinese Museum Association(中国博物館協会)賞を受賞した。

今年のフェスティバルに初登場したのは、第1回China National Silk Museum Costume Forum(中国シルク博物館衣装フォーラム)である。メーンフェスティバルの前日開催されたフォーラムは、内外のコレクター、博物館管理委員、研究者、伝統衣装デザイナーを招集して毎年衣装史をレビューし、現在の状況を討議して将来の発展を探る。フォーラムは今年のテーマ「The Study of Costume History: Retrospective and Outlook(衣装史研究:回顧と展望)」によって、中国で初めて世界衣装史を概観する機会になった。

China National Silk Museum(https://www.chinasilkmuseum.com/index_en.aspx )

ソース:China National Silk Museum

ソース: China National Silk Museum