【シンガポール、東京2021年4月26日PR Newswire=共同通信JBN】Skycatchは、建設や鉱業などのインフラストラクチャープロジェクトでデジタルツイン技術を使用して、気候変動と戦う世界中の企業や政府を支援する新しいイニシアチブを発表した。
ドローンマッピングおよび3D分析プラットフォームであるSkycatchは23日、 同社の新しいグローバルイニシアチブを発表した。世界中の企業や政府が同社の最先端デジタルツインテクノロジーを使用して気候変動に強いインフラを構築および維持する新しい方法にアプローチするのをサポートする。
SkycatchのChristian Sanz創設者兼最高経営責任者(CEO)は「デジタルツイン技術は設計の矛盾を防ぎ、プロジェクト全体の完全な透明性を提供することで、世界中の建設会社や鉱業会社が二酸化炭素排出量を削減するのに役立つ。
IMF(https://blogs.imf.org/2021/03/25/asia-pacific-the-gigantic-domino-of-climate-change/ )によると、世界で最も人口が多く、最も急成長している経済圏であるアジア太平洋は温室効果ガスを最も多く排出し、世界の二酸化炭素の約半分を生成している。Skycatchは、現在市場の半分を占めるアジア太平洋地域で急速に拡大している。同社は、日本、中国、インドネシア、フィリピン、タイでADBベンチャーズ(ADB Ventures)とそのパートナーと協力して、再生可能エネルギーなどのインフラプロジェクトの復元力を高め、地域全体でこれらのソリューションを活用する計画だ。
ADBのDaniel Hersson氏は最近のTechCrunchの記事(https://techcrunch.com/2021/03/25/drone-data-scanning-company-skycatch-announces-a-25m-raise/ )で「アジア開発銀行(ADB)は、インフラプロジェクトにおけるテクノロジーを使用可能にするための触媒的な役割を果たすことを目指しており、その結果、二酸化炭素排出量が削減され、安全性と運用効率が向上する。高精度の3Dドローンデータをキャプチャー、処理、分析するためのエンタープライズグレードのSkycatchテクノロジーは、その使命を達成するための重要な一部である」と述べた。
Skycatchの建設業界と鉱業業界向けのドローンベースのコンピュータービジョンプラットフォームは、設計の矛盾を防ぎ、プロジェクトの完全な透明性を提供することで、やり直しを30%以上削減する。
Sanz氏は「企業はデジタルツインテクノロジーを使用して、構築プロセス中にミスが発生しないように検出および防止し、無駄を最小限に抑えることができる。Skycatchでは、当社のドローンベースの3Dコンピュータービジョンテクノロジーを通じて、世界中のインフラ関連プロジェクトの運用効率とコスト効率に革命を起こすという使命に取り組んでいる」と述べた。
Skycatchはこのほど、シリーズCラウンドの資金調達(https://techcrunch.com/2021/03/25/drone-data-scanning-company-skycatch-announces-a-25m-raise/ )を終了し、2500万ドル調達した。資金ラウンドは、ADBベンチャーズ(https://ventures.adb.org/ )とWavemaker Labs(https://www.wavemakerlabs.com/ )が主導した。新たな投資家には、I2BF(https://www.i2bf.com/ )、Falkon(https://www.falkonventures.com/ )、Gaingels(https://gaingels.com/ )が含まれる。
シドニーにあるアジア開発銀行(ADB)太平洋連絡調整事務所のLotte Schou-Zibell地域ディレクターは「ADBのシドニーを拠点とするチームは、インフラの建設段階にインフラアップグレードプロジェクトの高精度デジタルツインを作成するためのプロジェクトで、Skycatchのドローンベーステクノロジーをすでに試験運用している。これにより、インフラプロジェクトのライフサイクル全体を通じてテクノロジーを使用できる可能性があり、より安全、効率的で、やり直しを回避し、プロジェクト全体の二酸化炭素排出量を削減するプロジェクト実行を可能にする」と述べた。
▽Skycatchについて
Skycatchは、2013年に設立されたベイエリアに拠点を置くドローンデータ企業であり、世界最大の企業の最も要求が高い作業現場における航空データのキャプチャー、処理、視覚化、分析ツールを同企業に提供している。Skycatchのソリューションは、日本、中国、インドネシア、フィリピン、タイ、チリ、コロンビア、ペルー、ブラジル、オーストラリア、カナダ、米国など20カ国以上の1万を超える建設現場と採掘現場で使用されている。詳細な情報は、https://skycatch.com/ を参照。
▽ADBベンチャーズ(ADB Ventures)について
アジア開発銀行によって設立されたADBベンチャーズは、早期段階にあるテクノロジー企業を支援、投資するADBのベンチャー部門であり、新興アジアにおける広範な未解決の問題を解決している。ADBベンチャーズは通常、シード段階から早期段階にわたって投資し、主要なテクノロジー企業にリスク資本、深いインサイト、ネットワークを提供している。詳細な情報は、https://ventures.adb.org/ を参照。
▽Wavemaker Partnersについて
Wavemaker Partnersは、米ロサンゼルスとシンガポールに本社を置く早期段階のベンチャーキャピタル企業だ。Wavemakerは、南カリフォルニアと東南アジアで最も活動的な早期段階投資家の1つであり、過去17年間で360を超える企業に投資してきた。詳細な情報は、https://wavemaker.vc/ を参照。
▽メディア問い合わせ先
Nattasuda Anusonadisai
Email: natt.consultant@adb.org