【イ坊(中国)2021年4月21日PR Newswire=共同通信JBN】International Kite Federation(国際凧連盟)とイ坊市人民政府の主催により第38回Weifang International Kite Festival(イ坊国際凧フェスティバル)が中国東部・山東省のイ坊で4月17日に開幕し、長さ280メートルの世界最大のドラゴン凧がイ坊浜海国際凧揚会場で初披露された。
500人のプロと118のチームが、世界の凧の首都ともいわれるイ坊で1600以上の凧を飛翔させた。彼らは中国31の省、市町村、自治区、マカオ特別行政区を代表し、競技と演技で協力し合って1628の凧を揚げた。この凧揚げ大会の4月17日の開会式には20万人を超える人々が参加した。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミックのため、今年は海外から現地を訪れた参加者はなかったが、彼らはバーチャルで演技と競技を楽しんだ。同フェスティバル主催者は、特に一帯一路諸国を中心とした140の国と地域をオンラインで招待し、開会式のビデオを配信した。
中国共産党イ坊市委員会のTian Qingying書記は4月16日の開会式で「Weifang Kite Festivalは外の世界にイ坊を紹介し、イ坊が世界と深く一体化することに貢献している。イ坊は、Kite Festivalに参加するために集まった全世界の友人を歓迎する」と述べた。
同フェスティバルサービスセンターのディレクター、Zhang Jianwei氏によると、76の構成ピースから成るドラゴン凧は高さ4.2メートル、幅3.6メートル、全長280メートルで世界最大である。同氏は、この世界最大のドラゴン凧を制作するのに26人の職人が48日間を費やしたと付言した。長さ7700メートルに及ぶ世界最長の凧もこのフェスティバルでデビューし、空を6時間舞った。
International Kite FederationのLiu Beijian副会長は「Weifang Kite Festivalはイ坊と世界を結び付け、イ坊の人々が平和の考えを愛し、それを積極的に実行するメッセージを伝える」と述べた。
今年のフェスティバルのハイライトとして4月18日に行われた1000台のドローンによるデモンストレーションは、10万人以上の視聴者を魅了した。それに加え、今年のフェスティバルではフェスティバル主催者とJilin Provincial Song and Dance Troupe(吉林省歌舞チーム)の協力により、歌と舞踊という初めての形式で凧文化を披露した。その他で初となったのは様々な形態のビジュアルアートで、主催者は凧をデザインする50人の油絵画家を招待し、油絵と凧を組み合わせた油絵展示会を初開催した。
さらに、フェスティバル後の文化行事としてInternational Martial Arts Invitational Tournament(国際武術招待選手権大会)、International Open Martial Arts Competition(国際武術オープン競技会)、International DanceSport Competition(国際競技ダンス大会)などが開催される。
イ坊には凧に関する企業が約300社あり、うち39社は輸出業者で、8万人が凧産業に携わっている。イ坊の凧は50以上の国と地域に輸出され、国内の85%、海外の75%の市場シェアをそれぞれ占めている。
ソース:International Kite Federation, Weifang Municipal People's Government