シアトルと東京 2021年4月9日 /PRNewswire/ -- レミジェス・ベンチャーズ(本社:米国ワシントン州シアトル、マネージングパートナー 稲葉 太郎)は、同社の2号ファンドであるRemiges BioPharma Fund II, LP(以下「2号ファンド」)が、最終クロージングに達したことを発表しました。2号ファンド総額は95百万米ドル、LP出資者は大鵬薬品工業株式会社(本社:東京)、大日本住友製薬株式会社(本社:大阪)、Bristol-Myers Squibb, Inc. (本社:ニュージャージー州ニューブランズウィック)、EAファーマ株式会社(本社:東京)、1Globe Capital, LLC(本社:マサチューセッツ州ボストン)および千寿製薬株式会社(本社:大阪)の6社です。
また同時に、同社が運営するインキュベーターであるRDiscoveryの設立を発表しました。
RDiscoveryは、初期段階の治療コンセプトや技術を、開発段階に導くことを目的とした、新しいライフサイエンス・インキュベーターです。RDiscoveryは、レミジェス・ベンチャーズの完全子会社として運営され、プレシード、早期開発から会社設立や投資シンジケーションが可能な段階まで、創薬プロジェクトを効率的かつシームレスに移行させることができます。RDiscoveryは、日本のアカデミアから新しい創薬シーズを見出し、それらを新薬開発のルートに乗せるという戦略を実行するために運営され、レミジェス・ベンチャーズの能力を拡張する統合的なイノベーションエンジンとしての役割を果たします。
レミジェス・ベンチャーズ創業者である稲葉太郎マネージングパートナーは以下のように述べています。「当社は1号ファンド設立以来、LP出資者の皆様に支えられ活動して参りました。北米や欧州を中心に創薬ベンチャー企業のシリーズAラウンドのリード投資家として投資を行い、日本の大学発の技術等を基礎に当社主体で6社の新会社を設立するなど、革新的な創薬ベンチャー企業の設立・発掘・出資・支援を行って参りました。この度、1号ファンドからお世話になっている大鵬薬品工業株式会社、大日本住友製薬株式会社、1Globe Capital, LLCに加え、米国Bristol-Myers Squibb, Inc.、EAファーマ株式会社、千寿製薬株式会社を含む日米のLP出資者3社をお迎えし、2号ファンドの設立に至ったことを大変喜ばしく思っております。またRDiscoveryの設立を通して、日本のアカデミア発の創薬を更に活発化させます。我々日米のチームは一丸となって、当社のユニークな戦略の下、技術シーズと医療ニーズ、アカデミアと大手製薬企業を橋渡しすべく努力して参ります。」
レミジェス・ベンチャーズは、創薬ベンチャーを自ら設立し、アーリーステージの創薬ベンチャーへの投資・支援を行っています。クロスボーダーチームの各メンバーは、創薬とバイオテック企業に関する両国の環境を熟知しており、日本の大学等が生み出す豊かで独創的なイノベーション・シーズと、米国のダイナミックなバイオテック・エコシステムを結びつける働きをしています。また当社が運営するファンドには、日米投資家、大手製薬企業、大学関係会社が含まれており、新たな創薬ベンチャーの設立機会を発掘し、あるいは生み出すモデルを形成する上で非常にユニークな位置にあります。
なお、2号ファンドは、2019年6月に初回クロージングを達成しましたが、米国証券法の規定に従い、プレスリリースを含むファンドに関するすべての広報活動を最終クロージングまで控えていました。
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